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無意識の支援――ドイツの黒い森から 10(びすこ)
ドイツでは大体五月の中旬から六月初めにかけて「ゴールデンウィーク」が来る。この時期に昇天の日とか聖体の日があるからだ。先週末からの三連休はペンテコステつまり五旬節のためで、巣ごもりに飽き飽きした人達が屋外で過ごしたいと黒い森周辺のキャンピング場にやってきて、その 2...
クレマチス
2021年5月25日読了時間: 5分
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風信 沼のほとりから 第15号
コロナが一向に収束せず、陽光輝く五月を迎えても、春硯さんの句境はゆるぎなく、華やかなナンジャモンジャに目を止め、北に帰る渡り鳥を巣ごもりの街から静かに見送っています。アンソニー・ホプキンスのアカデミー賞受賞に注目し、森光子を思い起こすのは、「老いは余生ではなく実りの時」(風...
クレマチス
2021年5月18日読了時間: 1分
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時代は変わって―家業の危機 Ⅱ――ドイツの黒い森から 9-2(びすこ)
今月の初めのこと、夕方居間から外を見ていて、社員の車が消えた駐車場で夫が白髪の婦人と話をしているのが目にとまった。彼女は夫を訪問して今帰るところらしく、開けた自分の車のドアのそばで夫のお喋りを聞いている。夫はとにかく話が長くて来客を見送るときもダラダラと話し続け、さっさと立...
クレマチス
2021年5月16日読了時間: 9分
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六壬神課が告げるコロナの先行き(その2) 木下秀子
5月になりましたので、その後、六壬盤は、何を告げているか? 再び卦を立てて観ました。 前回と同じく解釈は控えます。事象だけを上げていきます。 初伝、人々の心は病んでいる。特に女性が悩み多し。いずれコロナは自然解消 中伝、家庭内不和。盗難、中傷、分断。老人ばかりいるところで物...
クレマチス
2021年5月14日読了時間: 3分
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時代は変わって―家業の危機 I――ドイツの黒い森から 9-1(びすこ)
先週の水曜日、私たちがその常連であるガストハウスから「母の日のメニュー」がメール/ファックスで届いた。ガストハウスと言うのは宿屋であるがレストランも兼ねており、宿泊料はホテルよりかなり安い。泊まる必要のない地元の人は、もっぱらレストランを利用する。...
クレマチス
2021年5月12日読了時間: 9分
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プリンセス・アリスの物語――ドイツの黒い森から 8(びすこ)
今年はもう終わったが、四月は私の父が召された月で、晩年に初めて互いに打ち解けた母方の伯母もこの月の、しかも同じ日に他界した。数年前には、心身ともに頑強でさぞかし長寿であろうと思われた恩ある元上司が白血病で突然亡くなり、親しい友人の父上はこれぞ正真正銘の長寿で103...
クレマチス
2021年5月1日読了時間: 11分
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気候変動と桜と俳句――ドイツの黒い森から 7(びすこ)
週に一度ネットで送られてくるエコノミスト誌、先の金曜日の号でもお決まりの欧州のコロナ問題やらバイデン大統領の景気策やらが並び、またお隣フランスでマクロンの人気がぱっとせず極右のル・ペン女史に追い上げられている等の見出しもある中、ふと、日本の詩人がどうのこうのという記事が目に...
クレマチス
2021年4月21日読了時間: 7分
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風信 沼のほとりから 第14号
すべて新学期にふさわしい花の句ですが、桜の時期が比較的長かった今年の春らしい3句と色鮮やかにチューリップを詠んだ 2句は伝統とモダンの融合で若々しく新鮮に感じました。
クレマチス
2021年4月21日読了時間: 1分
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究極の「女性蔑視」発言 Ⅱ――ドイツの黒い森から 6-2(びすこ)
堂々と女性蔑視発言をした次の大物は、アインシュタインほど世に広くその名を知られた天才ではない。ただし、社会学の分野では大きな業績を残した「巨人」の一人で、私がその著書に興味を持ったのは、ここ数年の間に読んだ本の何冊かにこの人の研究への言及があったからである。...
クレマチス
2021年4月10日読了時間: 8分
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究極の「女性蔑視」発言 I――ドイツの黒い森から 6-1(びすこ)
今回はヨーロッパ人によるとんでもない女性蔑視の発言を紹介したい。いずれも19世紀末から20世紀初めのことで、今だから半ば冗談として笑って聞けれるけど、という人もいるだろうが、逆に当時は誰も目くじらを立てなかっただろう。男女同権は何千年いや万年単位の人類の長い歴史の中からほん...
クレマチス
2021年4月5日読了時間: 8分
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BBCワールドニュース―米黒人暴行死事件裁判報道
昨日のBBCワールドニュースを見て驚いた。30分間まるまる米ミネアポリスで行われている「George Floyd : DerekChauvine 裁判」の実況中継にあてていたからだ。 その他のニュースはすべて最下段の字幕テロップで流すという方式。日本なら、まるで大災害時の緊...
クレマチス
2021年4月2日読了時間: 8分
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春は来たけれど・続――ドイツの黒い森から 番外(びすこ)
父の家 次に父方の家ですが、こちらは父親の奮闘で敗戦の打撃から何とか立ちあがり、私たち 3人の子供もよそ目にはさしたる苦労もなしに育ちました。「よそ目」にはね。でも父が裕福な地主の長男として人と成り、恵まれた青年時代を過ごしたことは、わが家の行く末に好ましい影響を及ぼしたと...
クレマチス
2021年3月31日読了時間: 7分
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春は来たけれど――ドイツの黒い森から 番外(びすこ)
〔高知 G高校関東支部 8期の同窓会幹事のOさんからの一斉メールにより、びすこさんが投稿した記事が高知新聞に掲載されているということがわかり、私とのメールのやりとりも整理して葛飾文芸クラブ向きのブログにまとめていただいた。〕 春は来たけれど...
クレマチス
2021年3月29日読了時間: 7分
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風信 沼のほとりから 第13号
春らしい色彩感あふれる弥生3月の春硯句帖が届きました。 ミモザはマメ科の銀葉アカシア、またはフサアカシアで、丸い鮮やかな重量感のある黄色の花が房咲になる。(春硯さんから「主旨がずれておりました」ということで訂正版がとどきましたので差し替えさせていただきました。3/23)
クレマチス
2021年3月16日読了時間: 1分
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マイ・ジョン――ドイツの黒い森から5(びすこ)
ずっと独身のつもりで老後の備えにせっせと働いていた頃、もう30年近くも昔になるが、よく外資系の会社で仕事をした。外資系だから社長や取締役には外国人が多く、彼らは一定期間日本に駐在したあとは本国に戻るか他の国に異動になる。一般に日本人駐在員の場合その妻はなかなか結構な身分で、...
クレマチス
2021年3月15日読了時間: 8分
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オリンピックよさようなら――ドイツの黒い森から4(びすこ)
ようやく三月。二月生まれのろれちゃんが三月に生まれたかったと言うので理由を訊くと、女性としては弥生に生まれたという方がすてきに聞こえるからとのことだった。それで思い出したのが、むかしむかしの「三月生まれ」という映画。主演はジャクリーヌ・ササール、長いストレートな髪の毛で日本...
クレマチス
2021年3月1日読了時間: 7分
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ワクチン接種の現場――ドイツの黒い森から3(びすこ)
このサイトにドイツから便りを送ることになったとき、マンスリー・レポートに、という話だったのに、この 2月はこれで 3度目の報告書である。それというのも、ドイツ特派員という身に過ぎた肩書をもらってウキウキして周囲を見ると、まあ、あるわあるわ、話の種は尽きない。こう次々ではうん...
クレマチス
2021年2月14日読了時間: 7分
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当たるも八卦、当たらぬも八卦 (六壬神課が告げるコロナの先行き) 木下秀子
暦の世界では、1月はまだ旧年で、2月の 4日の立春で〔管理者注〕、ようやく新しい年に入ります。昨年は、コロナ禍で不安な一年でした。今年はそれが、静まるのだろうか?どういう流れになるのだろうか? 2月 4日の朝、私は六壬神課で卦を立てて観ました。...
クレマチス
2021年2月9日読了時間: 3分
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コスモポリタン――ドイツの黒い森から2(びすこ)
英国離脱でEU加盟国が減り、初めてEU縮小という現象が起きたが、それまでは「さらなるヨーロッパ」が標語だった。しかしEUが拡大すればするほど、仲間に入れない近隣国の疎外感が募るであろうことは等閑視された。かつてのトルコとか昨今のウクライナとか。EUの慢心は時に目に余るものが...
クレマチス
2021年2月9日読了時間: 3分
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風信 沼のほとりから 第12号
「水月ホテル鴎外荘」については、このクラブでも廃業を惜しむ声がありましたが、春硯さんの風信によって営業再開の目途がたったという朗報がもたらされました。「ハケの道」は大岡昇平の「武蔵野夫人」の書き出しで有名ですが、ウィキペディアによると、...
クレマチス
2021年2月8日読了時間: 1分
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