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執筆者の写真クレマチス

六壬神課が告げるコロナの先行き(その2)  木下秀子


 5月になりましたので、その後、六壬盤は、何を告げているか? 再び卦を立てて観ました。

 前回と同じく解釈は控えます。事象だけを上げていきます。

  • 初伝、人々の心は病んでいる。特に女性が悩み多し。いずれコロナは自然解消

  • 中伝、家庭内不和。盗難、中傷、分断。老人ばかりいるところで物事が決められる。

  • 末伝、この伝染病はいずれおさまる。電気通信の世の中。

もう少し細かく見ましょう。

 物事を進めることが困難。病災は普通の人々を苦しみに追いやる。政治の世界は、年を取った人が牛耳っている。金銭の困難。その状態が続く。そして、再び、女性の受難と出ています。

 見通しは、悪くないのですが、盤上は冲(1)だらけです。非情な卦です。

(1)冲は、東洋占術におけるもっとも不吉な知らせです。特に四柱推命などは、死、別れなどを表します。六壬も東洋占術ですので、やはり冲は不吉と解釈します。

 今回気になるのは、盤全体を通して、女性の受難を告げていることです。

 前回もお話ししたように、酉が盤上に出るのは、病気の場合よろしくありません。今回も酉が3つ出ています。それを末伝の卯が尅しています。酉というのは、人体でいうと肺を表します。すべての酉が卯に尅されています。卯は発熱を表します。つまり、この卦が言いたいのは、肺と発熱です。

 けれど、嬉しいのは、必ず治まると盤は告げています。すぐではありません。前回は8月がピークで11月頃落ち着くと告げていましたが、今回は12月に落ち着くとでています。

 本来ならば、一つ、一つ、今の時世に当てはめて、私が解釈するべきなのですが、ここでは、あえていたしません。皆さんが、上記に挙げた事象を解いてみてください。


 再度、申し上げます。六壬は、比較的当たりますが、やはり占術は当たるも八卦、あたらぬもの世界です。信じる方もおられますし、くだらないと思われる方もいらっしゃいます。それでいいのです。


 いつの世でも、占術は、不吉なことばかり告げるのではなく、解決法や希望を告げるものなのです。

 物事には、はじめと終わりがあります。コロナ禍で不安な毎日を過ごしている私達ですが、いつかはこの伝染病も治まるのです。

 末伝に電気通信が出てきます。コロナとの関係を推測されてみてください。あるいは電気通信そのものが単独で何かを告げているのでしょうか? 私は、後者と判断します。

 そして、その電気通信が、これまたよろしくない卦ですね。又、三か月後くらいに卦を立ててみましょう。


今回はこのくらいで。失礼いたしました。


〔管理者注〕ほぼ前回の卦のように事態が進行しているようです。順調に回復されているという著者の近況報告をかねて、以下に管理者あてのメールを整理して引用させていただきます。

葛飾文芸クラブ H(レマチス)様
ご無沙汰してすみません。
皆様、お元気なご様子、嬉しく思います。
私の抗がん剤治療は終了しておりますが、このご時世、医者から遠出は避けるようにと言われています。
週末、電車というのは結構混むんですよ。お伺いしたいのは、山々なのですが、残念です。
最近、ズームで文学の勉強会に参加しています。京都の同人誌グループに入り、そこで創作を学んでいます。
コロナが落ち着いたら、ぜひとも浅草ウオーキングをしましょう。
葛飾にもお邪魔させていただきます。
私も、皆様とお会いして色々お話しするのを楽しみにしております。
コロナ禍で嫌な日々ですが、どうぞお元気でお過ごしください。
三か月が過ぎましたので、コロナの流れを六壬神課の盤に卦を立ててみました。
どうぞよろしくお願いいたします。
木下秀子




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