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クレマチス
2021年7月16日読了時間: 1分
風信 沼のほとりから 第17号 令和三年文月
重く長かったコロナ二年目の梅雨もようやく終息が見えてきました。世間は非常事態宣言下に、祭日を移動した暦を採用してまで無観客でのオリンピック突入を強行し、異常な雰囲気につつまれていますが、今月の風信は豊穣で多彩な人生の場面を切り取った秀句の数々を紹介していただきました。春硯句...
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クレマチス
2021年7月13日読了時間: 6分
こんなことがありました――ドイツの黒い森から 15(びすこ)
昨日(7月11日)の夜 9 時から始まったロンドンでのサッカー欧州選手権 EURO2020 の決勝、イタリア対イングランドの試合は、英国を除く欧州諸国のほぼ全員の願いが叶ってイタリアが勝った。大勢の人がイタリアを応援したのは、彼らが好きだからというよりとにかくイングランドを...
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クレマチス
2021年7月1日読了時間: 9分
ノーベル賞再考――ドイツの黒い森から 14(びすこ)
オピオイドというのはその名の通りオピウム(阿片)に関連しており、芥子から取れる成分の合成化合物で、鎮痛効果があって手術の麻酔にも使われる。問題はこのオピオイドに陶酔作用があることで、痛みの緩和ではなくモルヒネやヘロインのように麻薬としていわゆるジャンキーの間で売買されるよう...
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クレマチス
2021年6月20日読了時間: 23分
Correspondence(2021/6/12-6/19)またはコロナの話題あれこれ――ドイツの黒い森から 番外(びすこ)
びすこさんとクレマチスの交信を少し加工してあります。副題を付け、行空きを整理し、必要に応じて図版と注を加えてあります。日付発信時間の逆順の配列となっています。 AW: 早めにブログと写真を送ります―名文、暗唱、百人一首 2021/6/19,Sat 23:55...
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クレマチス
2021年6月19日読了時間: 10分
コロナでスター誕生――ドイツの黒い森から 13(びすこ)
昨秋コロナでてんやわんやのドイツに戻ってすぐ、インターネットでクリスチャン・ドロ―ステン博士の人形が販売されているのをみて、お、可愛い、と思ったのだが、自分で買うつもりはなくジョークのように眺めただけだった。(写真 1)...
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クレマチス
2021年6月12日読了時間: 11分
差別の底に――ドイツの黒い森から 12(びすこ)
至る所で差別への抗議が高まるなか、メディアで取り挙げられるだけでも、黒人・有色人差別、LGBT(その他)の差別、男女差別、国籍による差別など話題は増える一方で、これらが特に近年アイデンティティ問題としてジャーナリストや学者たちの間で議論されている。 最近は聞かなくなったが...
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クレマチス
2021年6月10日読了時間: 1分
風信 沼のほとりから 第16号
梅雨入りをスキップして夏日の続く速い季節の進行ですが、ワクチン接種とオリンピックの話題で落ち着かない世相に翻弄される6月になりました。 この季節の象徴のような、どくだみ、茱萸、紫陽花を読み込んだ最新の春硯句帖です。薄暑、麦秋の季語もぴったりとおさまって、春硯さんと手賀沼周辺...
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クレマチス
2021年6月2日読了時間: 9分
ウニモクの雄姿――ドイツの黒い森から 11(びすこ)
また(ドイツの黒い森から8で触れた)故エジンバラ(フィリップ)公に関係した話になるが、その葬儀のニュースの中に「ランドローバーを霊柩車として使用、これは故人の遺言による」とあって、おや、霊柩車までご指定だったのか、とちょっと驚いた。もっともエジンバラ公爵はドイツ系だけあって...
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クレマチス
2021年5月25日読了時間: 5分
無意識の支援――ドイツの黒い森から 10(びすこ)
ドイツでは大体五月の中旬から六月初めにかけて「ゴールデンウィーク」が来る。この時期に昇天の日とか聖体の日があるからだ。先週末からの三連休はペンテコステつまり五旬節のためで、巣ごもりに飽き飽きした人達が屋外で過ごしたいと黒い森周辺のキャンピング場にやってきて、その 2...
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クレマチス
2021年5月18日読了時間: 1分
風信 沼のほとりから 第15号
コロナが一向に収束せず、陽光輝く五月を迎えても、春硯さんの句境はゆるぎなく、華やかなナンジャモンジャに目を止め、北に帰る渡り鳥を巣ごもりの街から静かに見送っています。アンソニー・ホプキンスのアカデミー賞受賞に注目し、森光子を思い起こすのは、「老いは余生ではなく実りの時」(風...
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クレマチス
2021年5月16日読了時間: 9分
時代は変わって―家業の危機 Ⅱ――ドイツの黒い森から 9-2(びすこ)
今月の初めのこと、夕方居間から外を見ていて、社員の車が消えた駐車場で夫が白髪の婦人と話をしているのが目にとまった。彼女は夫を訪問して今帰るところらしく、開けた自分の車のドアのそばで夫のお喋りを聞いている。夫はとにかく話が長くて来客を見送るときもダラダラと話し続け、さっさと立...
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クレマチス
2021年5月14日読了時間: 3分
六壬神課が告げるコロナの先行き(その2) 木下秀子
5月になりましたので、その後、六壬盤は、何を告げているか? 再び卦を立てて観ました。 前回と同じく解釈は控えます。事象だけを上げていきます。 初伝、人々の心は病んでいる。特に女性が悩み多し。いずれコロナは自然解消 中伝、家庭内不和。盗難、中傷、分断。老人ばかりいるところで物...
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クレマチス
2021年5月12日読了時間: 9分
時代は変わって―家業の危機 I――ドイツの黒い森から 9-1(びすこ)
先週の水曜日、私たちがその常連であるガストハウスから「母の日のメニュー」がメール/ファックスで届いた。ガストハウスと言うのは宿屋であるがレストランも兼ねており、宿泊料はホテルよりかなり安い。泊まる必要のない地元の人は、もっぱらレストランを利用する。...
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クレマチス
2021年5月1日読了時間: 11分
プリンセス・アリスの物語――ドイツの黒い森から 8(びすこ)
今年はもう終わったが、四月は私の父が召された月で、晩年に初めて互いに打ち解けた母方の伯母もこの月の、しかも同じ日に他界した。数年前には、心身ともに頑強でさぞかし長寿であろうと思われた恩ある元上司が白血病で突然亡くなり、親しい友人の父上はこれぞ正真正銘の長寿で103...
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クレマチス
2021年4月21日読了時間: 7分
気候変動と桜と俳句――ドイツの黒い森から 7(びすこ)
週に一度ネットで送られてくるエコノミスト誌、先の金曜日の号でもお決まりの欧州のコロナ問題やらバイデン大統領の景気策やらが並び、またお隣フランスでマクロンの人気がぱっとせず極右のル・ペン女史に追い上げられている等の見出しもある中、ふと、日本の詩人がどうのこうのという記事が目に...
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クレマチス
2021年4月21日読了時間: 1分
風信 沼のほとりから 第14号
すべて新学期にふさわしい花の句ですが、桜の時期が比較的長かった今年の春らしい3句と色鮮やかにチューリップを詠んだ 2句は伝統とモダンの融合で若々しく新鮮に感じました。
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クレマチス
2021年4月10日読了時間: 8分
究極の「女性蔑視」発言 Ⅱ――ドイツの黒い森から 6-2(びすこ)
堂々と女性蔑視発言をした次の大物は、アインシュタインほど世に広くその名を知られた天才ではない。ただし、社会学の分野では大きな業績を残した「巨人」の一人で、私がその著書に興味を持ったのは、ここ数年の間に読んだ本の何冊かにこの人の研究への言及があったからである。...
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クレマチス
2021年4月5日読了時間: 8分
究極の「女性蔑視」発言 I――ドイツの黒い森から 6-1(びすこ)
今回はヨーロッパ人によるとんでもない女性蔑視の発言を紹介したい。いずれも19世紀末から20世紀初めのことで、今だから半ば冗談として笑って聞けれるけど、という人もいるだろうが、逆に当時は誰も目くじらを立てなかっただろう。男女同権は何千年いや万年単位の人類の長い歴史の中からほん...
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クレマチス
2021年4月2日読了時間: 8分
BBCワールドニュース―米黒人暴行死事件裁判報道
昨日のBBCワールドニュースを見て驚いた。30分間まるまる米ミネアポリスで行われている「George Floyd : DerekChauvine 裁判」の実況中継にあてていたからだ。 その他のニュースはすべて最下段の字幕テロップで流すという方式。日本なら、まるで大災害時の緊...
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クレマチス
2021年3月31日読了時間: 7分
春は来たけれど・続――ドイツの黒い森から 番外(びすこ)
父の家 次に父方の家ですが、こちらは父親の奮闘で敗戦の打撃から何とか立ちあがり、私たち 3人の子供もよそ目にはさしたる苦労もなしに育ちました。「よそ目」にはね。でも父が裕福な地主の長男として人と成り、恵まれた青年時代を過ごしたことは、わが家の行く末に好ましい影響を及ぼしたと...
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