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旧交蘇る-1 ――ドイツの黒い森から 64(びすこ)
漸くドイツも 1 年で最良の季節に入った。見渡す限りの若葉の新緑、それが澄んだ青空のもと日々色濃くなっていく。ドイツには Komm lieber Mai und mache die Bäume wieder grün (五月さん、来ておくれ、そして木々をまた緑にしておくれ)...

クレマチス
2024年5月20日読了時間: 13分
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風信 沼のほとりから 第50号 令和六年卯月
「沼のほとりから」も50号となりました。風信は何かと話題を提供した静岡県の川勝平太知事の記事ですが、1948年大阪生まれで、アカデミズムの世界から政治家となった軌跡は私にとっても、同時代の著名人のなかでも最も身近に感じる人物の一人でした。今回の失言問題の経緯については、辞職...

クレマチス
2024年4月24日読了時間: 1分
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中央アジアの話――ドイツの黒い森から 63(びすこ)
近ごろこの地域に関心を抱いたきっかけは水資源問題であった。世を挙げて大気汚染や地球温暖化と「闘う」ために、小賢しい法令の制定や国際会議の開催が頻繁に繰り返される中、欧米でも開発途上国でも誰もその無駄と害を指摘する人がいないのが不思議である。環境会議自体ひどい金喰い虫で、政治...

クレマチス
2024年4月14日読了時間: 14分
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「四君子(梅・菊・蘭・竹)通信」第四号 令和六年卯月
睦月以来の四君子通信です。能登、羅臼、葛飾奥戸、ドイツ Shonachbach と、春硯さんの最新のワールドワイドの楽しい詩歌の交友・交遊録が届きました。一枚の葉書のなかにこれほど豊穣で濃密な時空間が表現されていることに今更ながら感動しました。...

クレマチス
2024年3月23日読了時間: 1分
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私の提案――ドイツの黒い森から 62(びすこ)
会話が少なめの日常であることから、私は葛飾文芸クラブのフォーラムでほぼ毎日のいちまるさんとのやり取りを楽しみにしています。これは対話というより、いちまるさんが綴られた日々の出来事や述懐をベースにこちらが勝手に紙上でお喋りすることが多いのですが、自分の生活とは趣を異にする葛飾...

クレマチス
2024年3月20日読了時間: 7分
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風信 沼のほとりから 第49号 弥生
今月の「沼のほとりから」には、春硯さんのお孫さんからご両親まで磯目家の五代の歴史が刻まれて、句帖は色彩豊かな弥生三月の生命讃歌になっています。「日溜まりへ」の句は成長の早い春先の薔薇をスナップショットのように捉えていると思いました。...

クレマチス
2024年3月17日読了時間: 1分
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ウクライナ侵攻二年――ドイツの黒い森から 61(びすこ)
今週の木曜日 2 月 22 日で、ウクライナ戦争勃発からちょうど二年になる。当初は欧州市民の多くがウクライナの劣勢に危機感を抱いたが、その後はほとんどの EU 加盟国がロシアを激しく非難し、アメリカをはじめとし武器供与などの支援を惜しまなかったことから逆転もあると希望的観測...

クレマチス
2024年2月20日読了時間: 13分
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風信 沼のほとりから 第48号 如月
「・・・葛飾文芸クラブに初アップ以来満四年の節目にあたる第48号ができましたので別紙ファイルにて送ります。・・・」 能登大地震で幕を開けた令和六年も、早立春を過ぎて首都圏は南岸低気圧の通過で珍しく雷を伴った霙から積雪の洗礼を受けたあと、春の気配を感じる日を迎えました。今月の...

クレマチス
2024年2月9日読了時間: 1分
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日本人にエール――ドイツの黒い森から 60(びすこ)
日本人の美徳としてよく挙げられる勤勉、真面目、礼儀正しさ等の資質の中で、以前から注目していたのは、「陰日向がない」という傾向である。 傾向だから、もちろん全く「ない」わけではない。しっかり陰日向を持つ人も少なくはない。しかし 100...

クレマチス
2024年1月24日読了時間: 10分
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風信 沼のほとりから 第47号 睦月
「新年も早や中旬、冬至から数えて三週になり日脚の伸びを愛するインコと日向ぼっこしながら実感しています。我が狭庭に土竜が跳梁し折角植えたチューリップの球根が食べられたとの愚妻の嘆きに、土竜忌避剤を購入して対処しましたが、はたして効果は如何に?...

クレマチス
2024年1月13日読了時間: 1分
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「四君子(梅・菊・蘭・竹)通信」第三号 令和六年睦月
暮れの「風信 沼のほとりから 第46号」に続いて春硯さんから久しぶりに四君子通信の画像を添付したメールが寄せられました。少しミスプリと思われる箇所もありますが、クレマチスからのメールに返信をいただけない状況なので、メールの一部を引用させていただいてそのままアップさせていただ...

クレマチス
2024年1月5日読了時間: 2分
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俳句で締める1年――ドイツの黒い森から 59(びすこ)
師走に入ってからも当方の興味を刺激する事件・事象が続出した。日本でどれだけニュースバリューがあったかは知らないが、2022 年度の国際学力比較 PISA の発表が 12 月 5 日にあったときは、大げさに言うとドイツ中が上へ下への大騒ぎとなり、早朝のインターネットのニュース...

クレマチス
2023年12月25日読了時間: 10分
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風信 沼のほとりから 第46号 師走
令和5年最後の風信と春硯句帖です。日常生活の近況を常と変わらず淡々と語られておりますが、電動自転車で転倒された消息を拝見して胸を突かれました。私も日々体力の衰えを痛感していますが、一月ほど前にバイクで転倒して自力で起こせず、見知らぬ青年に助けてもらったことがありました。この...

クレマチス
2023年12月22日読了時間: 2分
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風信 沼のほとりから 第45号 霜月
待望の春硯さんの風信と句帖です。オープンAIを扱った若々しい最新の話題とともに、いつもと変わらぬ手賀沼周辺の季節の風物と身辺多事のご自身の痛切な消息を深い思いで詠み込まれた句帖です。安積山は春硯さんの故郷福島県の猪苗代湖の東にある山で、万葉集や大和物語で歌われる「安積山影さ...

クレマチス
2023年11月29日読了時間: 1分
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ユダヤ考――ドイツの黒い森から 58(びすこ)
先月 7 日、ハマスのテロリストが奇襲でイスラエルに侵入し外国人を含む数百人を人質にしたというニュースが世界に流れて以来、いずれイスラエルとユダヤ人の問題を取り上げたいと思っていた。このテーマは現在の戦闘が発生するずっと前から頭を占めていたのだが、どこからどう見ても広すぎ重...

クレマチス
2023年11月11日読了時間: 19分
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りんご随想――ドイツの黒い森から 57(びすこ)
先月末の週末に夫が大きな正方形の包みを持って自宅に上がってきた。包みをほどくと、中から出て来たのは、グスタフ・クリムトの絵画「りんごの樹」であった。そういえばその少し前に何かの雑誌にその絵の複製画の広告宣伝が出ていて、私が「あ、これベルベデーレで見たわね」と言ったことがあっ...

クレマチス
2023年10月27日読了時間: 11分
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風信 沼のほとりから 第44号 神無月
ようやく猛暑の季節を乗り越えたばかりですが、秋の深まりとともに急速に変わりゆく町の風景に目をとめて、まだ濃い人情の生きていた懐かしい時代のエピソードに思いを馳せる春硯さんの風信に深く共感します。 句帖は騒々しい世界の現状とは別の、身近な生活の中で柚子や満月から受ける普遍的な...

クレマチス
2023年10月20日読了時間: 1分
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すると光があった――ドイツの黒い森から 56(びすこ)
今回の話もきっかけは新聞記事だった。こちらはスイスで見たドイツの新聞の記事である。 もう 4 か月近く前になるが、日本からドイツに戻って最初の土曜日に夫とチューリッヒに出かけた。デュッセルドルフで 6 月半ばに 4 年に一度の業界メッセが開かれることになっており、それを観に...

クレマチス
2023年10月1日読了時間: 16分
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「四君子風信」第 2 号 令和五年長月 磯目春硯
今回は、びすこさんのブログコメントや大村さんのフォーラムの川口ちょこっと吟まで、広く目配りのきいた楽しい「詩歌交遊録」です。「四君子通信」から「四君子風信」と題号が変わっていますが気にしないで、これだけの葉書の紙面に凝縮された内容豊かな日本語の表現の世界を行く夏とともに味わ...

クレマチス
2023年9月15日読了時間: 1分
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風信 沼のほとりから 第43号 長月
春硯さんの故郷福島に思いを寄せて時事を評した風信と、変わらず平明に、身近な事物と房総の自然を、磨き抜かれた五七五の字句に凝縮した 6 句が、ようやく峠を越したとはいえ未だ歴史的な残暑の続く9月の東京に届きました。 今月の句帖では、「雲の峰・・・」の句が、とりわけ印象に残りました。

クレマチス
2023年9月13日読了時間: 1分
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