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風信 沼のほとりから 第68号 令和七年十月 神無月

「神々が出雲で帰り支度を始める頃となり流石に酷暑も収まって秋色濃くなりました。お元気ですか。小生は足が衰えて外出できず毎週のオープンカレッジ受講が困難になりわが身の不甲斐なさを嘆くばかりです。九十二歳ともなると斯くなるのは当然でむしろ諦め無さを笑うべきかも知れません。大兄と筑摩で一緒だった頃は勿論箱根、伊東、湯河原で碁盤を囲んだ合宿の一夜も遠い過去になろうとしています。今やこの片々たる風信だけが絆になっています。せめてこの貴重な絆だけは続けてゆきたいです。どうか宜しく・・・」


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1件のコメント


大村繁
11分前

※朝顔や思はず合掌深き紺


鮮やかな青を限りなく秘めた紺、穏やかならず思わず手を合わせたくなります。


※ 秋風に急き立てられて花苦瓜


季節の目印のような花苦瓜、季節に追いつくのも楽じゃないです、


※ 秋気澄む沼を眼下に深呼吸


沼に来た秋深呼吸して一気に取り込みたくなります。


※ 杉葉踏む水車のほとり彼岸花


彼岸花ってなんで意外なところにあるんでしょうかね?きっと人を脅かして今を真面目に生きろと言ってるのかな?


※ 庭の柿給ふ隣りと共白髪


僕も老人でよかったです。ご心境、手に取るように伝わって参ります。


※ やがて来るその日のわれか流れ星


気宇壮大おおらかに宇宙に吸い込まれていきたい気になってしまいますね。心の奥の宝石、宇宙に書き記した、この俳句❗️


力いただきました、ありがとうございました。

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