クレマチス2023年4月17日読了時間: 1分風信 沼のほとりから 第38号 令和五年卯月春硯さんから待望の風信と句帖が届きました。メールには臼歯を抜いて歯科通いの鬱陶しい消息も伝えていただきましたが、句帖のほうは季節の息吹の感じられる瑞々しい充実した六句です。作者ならではの生のぬくもりのある日本語の五七五で、ChatGPT には絶対生成できない句ばかりだと思いました。1 句めの「沼暮光」、5 句目の「余生をともに遅桜」の表現がとくに印象に残りました。
春硯さんから待望の風信と句帖が届きました。メールには臼歯を抜いて歯科通いの鬱陶しい消息も伝えていただきましたが、句帖のほうは季節の息吹の感じられる瑞々しい充実した六句です。作者ならではの生のぬくもりのある日本語の五七五で、ChatGPT には絶対生成できない句ばかりだと思いました。1 句めの「沼暮光」、5 句目の「余生をともに遅桜」の表現がとくに印象に残りました。
鯨はわが郷里の土佐でも昔からかなり人気のある食材だったようです。特に尾の身はフォアグラ並み〔?〕のご馳走とされていました。今でも室戸の辺りにはクジラ肉を食べさせるレストランがあります。私は子供の頃から苦手で今も口にはしませんが、別に欧州人の「鯨捕獲反対」の声に迎合しているわけではなく、他県からの来訪者があると案内します。
「余生をともに遅桜」、いいなあ、と思いはするけど、わが家は無理と諦めています。共に白髪が生えて久しいのに、あっちはどうしても年齢を認めない。職場で倒れて死んだら本望などと宣うので、私も何も言わず自分のペースで暮らす毎日です。
最近、もらった本で三浦朱門とか遠藤周作の小説を読んだのですが、そこに出て来る弱々しい老人たち、何才かと思えば70歳とか72歳とかで、「失礼しちゃう」と腹を立てています。ということは、後10年経てば80歳なんてのは老人と呼べなくなってしまうのかもしれませんね。
山の根の水流れ入る春田かな
清らかで爽やか耳をすませて聴き取りたい音はきこえなくてもその水は我が身にも流れ入ります
北窓に安達太良望む花の家
陽光を背に置いて見る北窓からのお山はなんと親しいことだろうと想像します、道端の野の花と一緒にお山を望んでいる感じ伝わってまいりました、ありがとうございました😊