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執筆者の写真クレマチス

風信 沼のほとりから 第37号 令和五年弥生

東京が暖冬で早々と開花宣言があった後、寒の戻りが続いて今年は桜が長く楽しめそうです。風信では河津桜についての興味深いエピソードを紹介していただきました。今月の春硯句帖では多彩な日本の春の風景が色鮮やかに詠み込まれています。「田起こし」や「浅眠り」という日本語の新鮮な響きが心地よく伝わってきます。


閲覧数:27回2件のコメント

2 comentários


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31 de jul. de 2023

この通信を拝見したのは日本に帰って間もなくで、ちょっと慌ただしかったので、ドイツに戻ってからコメントをと思っているうち、四カ月半が過ぎました。

今年私も30年ぶりくらいにお花見をしましたが、参加者は一人を除き全員私よりも年長者。その人たちがみんな自宅で作った牡丹餅や筍の煮たのをもってきてくれて、家事能力は若い者には負けない・・・ただ、筵(ビニール製の敷物)の上に座ることができない人ばかりで、折り畳みの椅子を若手(私もその一人)が運ばなくてはなりませんでした。椅子などなかった時代の高齢者の暮らしを思いました。

田起こしの畔。日本の私の家の北側は田圃ですので、春には窓から田起こしの様子を目にします。今の人、特に都会育ちの人たちは「田起こし」と言っても分からないでしょうね。コロナで日本にいた2020年の春には、私も「田起こしの音が知らせる晴れの朝」という句を作りました。田植え前の緑肥の準備とか、起こした田の代掻きとか、子供の頃に活躍していた牛たちのことも思い出します。私は馬には乗ったことはありませんが、牛の背中にはよく載せてもらいました。蠅を追い払う尻尾が頭に触れるのが厭でしたけれど。

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繁 大村
繁 大村
21 de mar. de 2023

種を辿るその霞なる桜かな 春硯さんの静かにページをめくるような仕草がヌチグスイとなって身にしみます 晴れ着の母子の母親のまぶしいような心揺れは花ミモザ、浅眠りするインコのかたち、鮮明です、、何と言う若々しさだろう、恐れ入ります…ありがとうございました❣️

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