丁度 3 年目となった今月の風信では「週刊朝日」が 5 月最終週に発売の 6 月 9 日号で休刊するというニュースを取り上げおられます。https://www.asahi.com/articles/DA3S15531294.html
私にとってもある時期まで同時代を並走し、もっとも身近に感じていた雑誌の一つでした。もう20年ほども前ですが、「青五会」という30社ほどの出版社の校閲部の責任者の集まりが年に 1 度、 5月の最終週に開催されていました。文芸関係の出版社がほとんどでしたが、新聞社系では唯一「日本古典全書」などを出していた朝日新聞社の出版部門がメンバーで、当時は朝日新聞出版の若いFさんが出席されていました。各社とも書籍の発行は冬の時代で真っ先に校閲部門のコスト削減と組織の縮小を迫られて苦労していた時代で、会のはねたあとFさんとそんな愚痴ともつかぬ話をしたことを思い出しました。
週刊朝日休刊のニュースには私もびっくりしました。実は昨年早々の同誌を年末にこちらの日本人から12,3冊ほどドサッともらって、そこに100周年とあったので、これから新たな100年を目指すのかなと思っていました。
ただ、そこの表紙に登場する若い男性がいずれも今でいう「イケメン」で、私の世代というか私自身の好みからいうと、「これで男?」と不思議に思うような姿の美しい青年ばかり、まったく異次元の人達という印象でした。うーん、週刊朝日ってこういう雑誌になったのか、という驚き。
それでも、寄稿者の中には林真理子や内館牧子など、団塊及びその少し下の世代の嗜好に合いそうな作家たちもいたのですが、やはり少数派だったのでしょうか。私も80年代・90年代にはわりとよく読んでいて、特に西原理恵子の恨みシュランを贔屓にしていました。
そういえば、朝日新聞社にはかつて朝日ジャーナルという雑誌があって、あれは60年代だったと思いますが父親が買ってきたのをよく読み、それでアメリカの黒人問題などを知ったことを今懐かしく思い出します。黒人の中でもシドニー・ポワチエなどは「白人のお気に入り」などと言われて、黒人問題の複雑さが伝わって来ました。最近テネシー州メンフィスで1人の黒人が4,5人の黒人警官に寄ってたかって殺される事件があり、米国のメディアもジョージ・フロイトの事件であれほど白人による黒人差別を糾弾した手前、報道の仕方に大いに戸惑っているように思えます。ですが、ここで黙っては報道者の名折れです。(世界中至る所で、名折れのジャーナリストが増えました。)
今は当時に比べると、読者が迷いに迷うほどの情報源があり、正しい取捨選択には経験と知性が必要ですが、今の若い世代は情報の洪水に溺れそうになっているという印象があります。年寄りのかごとですね。
季節は一週間ほど前から春に変わり、ところがこちらは途端に寒くなりました。今日の午前中はマイナス6度で、日が出ても温度は上がらず。
「冬温し春寒しとて日を消しぬ」というところです。
白梅や枯れ木のわれに何の花 可憐清純な白梅を前にして、、僕をときめかせて、何するつもり…胸キュンです、白梅が似合う春硯さん❣️ 路地裏の音無き滝よ花ミモザ …花ミモザに滝の音、春の息吹を聴いている春硯さん😌 気持ちの良い春の朝スタートできました、いつも素敵なプレゼントありがとうございます😊 (扇谷正造といえば、、取材記者魂?を若い人に伝えるのに…一日でプロになれ、プロに馬鹿にされないように書け、、とのコメントをもれ聞いたことがあります、ちょっと懐かしいです)