クレマチス2022年10月22日読了時間: 1分風信 沼のほとりから 第32号 令和四年神無月ウクライナ情勢もいよいよ切迫してきた気配ですが、季節は着実に進行して実りの秋になりました。そんな世界と身辺の変化を春硯さんが今月の風信に凝縮して葉書一枚の大きさの中に表現してくださいました。句帖は豊かな季節の風物に囲まれた大きな喪失感の感じられる深い余韻の残る句ばかりでした。手賀沼の蓮見船のことは、昨年の第19号令和 3 年長月の項でも「雲の峰大橋くぐる蓮見舟」の句を寄せていただき、私もコメントさせていただきました。
ウクライナ情勢もいよいよ切迫してきた気配ですが、季節は着実に進行して実りの秋になりました。そんな世界と身辺の変化を春硯さんが今月の風信に凝縮して葉書一枚の大きさの中に表現してくださいました。句帖は豊かな季節の風物に囲まれた大きな喪失感の感じられる深い余韻の残る句ばかりでした。手賀沼の蓮見船のことは、昨年の第19号令和 3 年長月の項でも「雲の峰大橋くぐる蓮見舟」の句を寄せていただき、私もコメントさせていただきました。
数日前の新聞に、プーチンに動員されそうなロシアの若者20万人近くがカザフスタンに逃れているというニュースがありました。カザフスタン。広大な国土に天然資源が豊富で、それも多種多様なので、なるほど中国が一帯一路で囲い込もうとするはずです。ロシアがウクライナ侵攻に成功すれば(失敗しますように)、次はカザフスタンが標的になるでしょう。
シベリア抑留者の話はよく耳にしますが、このカザフスタンで強制労働に従事させられ落命した人は知られているだけで1500人近いそうな。10年ほど前に、そこで生き残って現地女性と結婚した日本人男性が永住帰国を果たしましたが、日本の生活に馴染めず、結局またカザフスタンに戻ったとか。考えさせられる話です。
ウクライナとの関係は歴史的にも深くて広かったのですね 手賀沼の蓮根の死屍累々でしたか…植物の死は土に還る有り様があまりにも自然なために僕らはうかつに見過ごしてしまいます、慈しみの深さにはっとします。
沼縹渺秋日あかあか入寂す
明日の日の出が思い浮かびません、とても悲しい逆説の光の神々しさに見いるばかり。
ご参考までに、ちょうど私の庭で昨日収穫した零余子の写真をお目にかけます。デラウェアのなかに紛れ込んで 3 年目ぐらいになりますが、今年はじめてまとまった量になりました。富有柿が同居しています。