風信 沼のほとりから 第26号 令和四年卯月クレマチス2022年4月28日読了時間: 1分コロナもウクライナも未解決のうちに春の嵐が吹き荒れて季節はめぐり、知床遊覧船遭難のニュースが連日報じられていますが、今月も春硯さんの風信と卯月の句帖が届きました。風信では加藤楸邨の敗戦時の句と、また人生を深く見つめた、深見けん二、宇多喜代子、高野ムツオの心に残る三句を紹介していただきました。句帖の対句のような3句目と4句目が印象的です。
夏は来ぬ―ドイツの黒い森から 75(びすこ)今日五月五日は何の日? 言わずと知れた子供の日、もっと伝統的な言い方をすると「五節句」の一つ端午の節句ですが、今年はもう一つ、立夏でもあるのです。今年は、と言ったのは、毎年必ず 5 月 5 日と決まっている訳ではなく、6 日になることもあるから。 いずれにせよ暦の上では今日から夏ということになります。ドイツでは五月といえば春の真っ盛りなのですけどね。この国で今の季節によく歌われるのは 1791 年
初明かり老いには老いのこころざし。
そうですね、こころざしの名残みたいなものを支えにしている人は多いと思います。
還暦を迎えるころにこんな三十一文字を作ったことがありました。
・幾たびも願いは成らず今日ありて 叶わざりしはめぐみとぞ知る
早く言えば「負け惜しみ」でしょうけど。
安達太良山、石楠花、柳絮、花吹雪、一筋の川の流れ…生まれて育った輪の中から出たことのない僕も空を見上げて地球の自転を感じることがあります、めぐる大きな輪の中の同じ調べの中に組み込まれていて、殺戮も同じ輪の中にあり小さな自分を感じます、 老いの身に甘茶のごとく花吹雪 届けたい人がいますね