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執筆者の写真クレマチス

風信 沼のほとりから 第24号 令和四年如月

冬の北京オリンピックがまもなく終了し、新型コロナ感染症がなかなか終息せず、ウクライナの緊張は一触即発という落ち着かない日々ですが、春は着実に到来の気配です。今月も季節感あふれる春硯句帖が届きました。ロウバイはまだ花のすくない時期に梅に先駆けて咲く庭先の花で、バラ科の梅とは別のクスノキ目ロウバイ科です。


閲覧数:31回3件のコメント

3 comentarios


hmdhonau
20 mar 2022

雁の文、初めての言葉なのでちょっと調べてみたら、「蘇武伝の、匈奴 (きょうど) に捕らえられた前漢蘇武が、手紙をの足に結びつけて放ったという故事から》便り」とありました。蘓武伝は読んでいませんが、中島敦の「李陵」に出てくる人ですね。まことに立派な人物で、尊崇の念に堪えません。一方で、私は李陵に愛しさを感じます。中島敦もきっとそうだったのでしょう。

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繁 大村
繁 大村
20 feb 2022

遠筑波ふもとの友へ雁の書 ふうわりと、したためたものが舞い降りるようにお知り合いの懐に収まる様子を勝手に楽しんでいます…良い言葉ですね、かりのふみ。思い出のお話も楽しく読ませていただいています、いつもありがとうございます😊

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hmdhonau
19 feb 2022

石原慎太郎の講演、と聞いて、彼の出身校である一橋大学に講演を聴きに行ったことを思い出しました。そのあと、どういう縁なのかやはり一橋で大江健三郎の講演会があったのですが、両者の文学者としての力量は別として、んまあ大江さんの話の下手なこと・拙いこと。第一、ずっと下を向きっぱなしでモソモソ小声なので、上手・下手以前にろくに聞こえない。石原慎太郎はその点「聴かせる」力はありました。あれから茫々50余年。


先日読んだ本に「離れの隠居にいる主人公の祖父母」の話があって、祖父は古希を迎えたと書かれており、約100年前の70歳という年齢の重さを痛感しました(その本の初出は1926年大正15年です)。

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