クレマチス2021年10月16日読了時間: 1分風信 沼のほとりから 第20号 令和三年神無月秋の訪れとともに新型コロナも沈静化して比較的穏やかな日々が続いています。今月の春硯句帖は落ち着いた手賀沼周辺の秋の風景描写と蛙や蟷螂の表情が印象的でした。特に「秋明菊蟷螂載せて笑い咲く」の句は心に残りました。風信では白粉花のエピソードや噺家小三治の芸風をしのばせる佳句を紹介していただきました。
秋の訪れとともに新型コロナも沈静化して比較的穏やかな日々が続いています。今月の春硯句帖は落ち着いた手賀沼周辺の秋の風景描写と蛙や蟷螂の表情が印象的でした。特に「秋明菊蟷螂載せて笑い咲く」の句は心に残りました。風信では白粉花のエピソードや噺家小三治の芸風をしのばせる佳句を紹介していただきました。
生き物はどんどん生まれ変わるものなんですね、みにくいアヒルの子は白鳥だったし、毛虫は美しい蝶になるし、人間も小さいころはちょっとおかしい子だったのが、大人になって花開き学者になったり、黒柳徹子のようにテレビで大活躍する人ももいるし。
子育ても長い目で見て上げることが大事ですね。
なので、有名な人の伝記を読むのが好きな私です。
びすこさんの句、清明で対比が雄大ですね、はじけた実がスローモーションのように目にうかびます、恐れ入りました
花と蝶…なぜ美しいかの問題はさて置いて、何を大切に思うかが語られて、、、
浮き草をかき分け蛙顔を出す
ユーモラスにして生命の精妙さに我が身を振り返りました。
秋明菊蟷螂載せて笑咲く、、、
笑咲くをググってみて笑う、と咲く、が同源と知り納得する自分が面白いです。
おそらくは春硯さんに救われた毛虫も蝶になって、目にしたどこかの誰かが一瞬の出会いを楽しむのだろうと思います。短いお便りにたくさんの想いをのせて風信20回!おめでとうございます、ありがとうございます😌
葛飾というのは現代人には東京都23区の一つに過ぎないかもしれませんが、いろんな時代小説を読んでいると葛飾という地名が出てきて、それも現在の範囲には収まらないらしく、例えば宿下がりをした元奉公人を訪ねてはるばる葛飾まで、などと書いてある。
昔はどうだったのかと調べたら(今さらですが)、現在の東京・埼玉・千葉・茨木を含む「下総」とあり、これはもう相当に広い範囲なので、例えば幸田文が南葛飾郡寺島村出身と聞いても、あ、同じ葛飾の人、といえるかどうか。
そんな中で「葛飾」という句集を出した神田生まれの水原秋櫻子にとっては、自然豊かな葛飾は句の霊感を刺激する好個の地だったのでしょう。日本橋に生まれ育った川端茅舎にも「葛飾の月の田圃を終列車」という句がありますが、かつての下総のどこかに今も月の田圃は残っているでしょうか。
こちらには田圃はない代わり一面の草原はあって、月の明るい夜に車でそのそばを走っていたときこんなヘボ句が浮かびました。
・月影の野にはじけるや千草の実 びすこ