和菓子 子供に伝えたい和の技術4
:和の技術を知る会著:文渓堂2015年11月刊
秋の和菓子の紹介の6ページ…
おはぎ、、、先祖に感謝する秋と春の彼岸の時期に食べます。小豆の皮が、萩の花のちる感じに見えることから、おはぎと呼ばれます。引用以上
(なんと繊細な…)
15ページに「雨あがり」というお菓子の紹介があります
練り切りで葉っぱを作り中にあんを入れて包む、葉っぱの表面に透明な四角く切った小さな寒天をとんがった角を葉っぱに軽く差し込むI〜3個、雨つゆが光を複雑に反射させ輝きを増し、雨つゆの雰囲気が出る
(ブラボー!)
※練り切り…白あんに、ぎゅうひ、ヤマトイモなどを練りまぜたものや、それを着色したもの、黄身あんや柚あんなどの「練り切りあん」で作るで作る生菓子のことです。複数のあんを組み合わせ、色鮮やかに季節や風物を表現します、、3ページ
千歳あめ、、、3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う「七五三」行事です。行事の縁起あめです。棒状のあめのようにまっすぐと、すくすく成長することを祈ります、29ページ
(へーそうだったんだ)
桜もち(長命寺)、葛もち(亀戸天神)も江戸時代の名所の名物として今もその場所で売られています
子供の頃を見た近所の和菓子屋の店頭に紅葉の木をまるごと模したものや、お城などが飾ってあり、名人技が普通に見られました。今は洋菓子屋さんがその代わりをしているんでしょうか。
お酒に合うお菓子、漬物…来年はやる事がいっぱいある…あはは。自由の庭に今朝干菓子づくり実行委員会のポスターを貼ってきました、僕みたいな慌てん坊がその気になって申し込んできますように…😘
見るからにほろりとほどけそうな見栄えですよね、日向でお茶を飲んでもこたつでお茶を飲んでもしっくりきますね
和菓子の中でも練り切りは昔から一番の好物です。白あんがベースですが、つなぎは求肥や山芋など工夫を凝らしてその店の和菓子職人の特色がもっとも発揮されるもののようです。外観も鑑賞の対象ですし、同じ店でも日によって変化する芸術品のようです。
和菓子、子どもの頃から大好き。若い頃にケーキやクッキーを散々食べてのち、老いて和菓子に戻った、というのではなく、心がわりしたことのない「節操のある」和菓子ファンです。エッヘン。
手元に「この器 この菓子」という立派な装丁の本があります。母が誰かにもらったようですが、一度目を通したあとは興味なさそうだったので私がこちらに持ってきました。発行は鶴屋八幡、発行年は昭和61年です。
お菓子と器の組み合わせが素晴らしく、(母と違って)私は何度見ても飽きません。
今の季節にぴったりの和菓子を探したら、木枯というのがありました。陶芸家は団塊世代の菊池昭氏です。
アジサイ、梅、椿、ヤマブキなど四季の花を模した和菓子も色鮮やかで、掌に包んで愛撫したい美しさですが、花の少ないこの季節に枯葉のモチーフのお菓子というのは実に斬新なアイデアですね。まいりました、というところ。
この本に料理研究家の土井勝さんがこう書いています。
<ヨーロッパからの長旅を終えて我家でお茶を頂くとき、久しく忘れていた陶器の手触りに暖かさと土の温もりが伝わってきて、「ああ、日本は何てすてきなのだろう」と思うことがあります。ナイフとフォークの食事では味わえない陶器の優しさ、温かさ・・・>