クレマチス2020年6月26日読了時間: 1分風信 沼のほとりから 第4号春硯さんからの続信です。良寛におもいを馳せ、釣りブームの頃を回想して、手賀沼の近況を詠まれています。「蛙声無く月無く青田闇深沈」の句は泌みいりました。
二句めの鷭について、春硯さんに問い合わせました。「お問い合わせの鳥の字は「鷭」(ばん)です。鳰に似た水鳥で手賀沼で多く見かけます。水鶏(くいな)は人里離れた水辺に棲息し警戒心が強くなかなか出会いませんが、鷭は川や湖沼の水面を悠々遊泳し、水底に潜って水草を啄んでいるのがよく眺められます。」