10月10日(火) 曇り予報
昨日の朝、雨の中兄の家に行って必要書類を探して参りました。ついでに家の中を整理し施設にもっていくものも一応試しに八畳の座敷に並べてみました。
脳力アップドリル関係の本が数冊出てきました。今も兄は認知症と戦ってます。その不安な気持ちは兄にしかわからない。周りのものは静かに寄り添う。兄は健康なので長生きするだろう。穏やかな性格なので施設の皆さんのウケも良いだろう(希望的観測)。
奥秩父の無人小屋で備え付けの湿っぽい布団で何度も寝たことがある兄、、新築の施設に異存はないと思う。デイケアセンターが併設されているので介護制度を使いやすい。
甥っ子の1人がケア付き老人施設経営の展開に詳しいので助かる。「サ高住」(サービス付き高齢者住宅)の分類に入るらしい。地価が高い東京では展開が難しいかもしれない。
定期借地権を得て建築、地元密着、デイケアサービスとの連携プレー、、介護制度を目一杯使って訪問診療、身体ケア、ヘルパーさんによる掃除その他の雑用を頼むようになると思います。
兄の企業年金と厚生年金と介護制度を使って、ケアを受けながら施設内における衣食住環境を得ることができそうです。一時金の額が気になるところですが、甥っ子たちは覚悟したようです。
葛飾区の特養ホーム、、施設に永住可能ですが1年待ち(一時期、地域によっては3年待ちなどとも言われてましたが今はどうなんでしょうか)と最近聞いたことがあります。もちろん介護制度を使ってのことでしょうけれども、多分、本人の収入により支払い額が変わってきますが条件が合えば10万円で何とかなるという噂です(今ちょっとググったら10万から10数万、、これで一時金なしですから殺到するわけですよね)。
でも僕の感想は…それでも僕にとっては厳しいなぁ、、です。何が?って、、年金と違って収入が不安定なとこが厳しいかなと、、零細個人事業主は最後まで収入が不安定…あはは🤣
今日は朝から出動です。兄が転院してケアマネさんの車に乗って僕と一緒に近くのリハビリセンターに移動します。朝のうちに雨が上がってくれそうなのでそれだけが救いです。
(このシリーズも明日でおしまいです。とんだ幕切れになってしまいましたが、仕方なくこなさなければならない役回り…今しばらくはドタバタが続きますが着地点は見えてきたのでよしとします。
その着地点から兄の新しい生活が始まります)
伝え聞く(?)お兄様のお人柄から、介護施設でも病院でも周りの人たちに労わられる性格と拝察します。それだけで、家族・親族には安心材料です。甥御さんたちも、大事な部分は叔父さんの協力を得て、それぞれのお仕事に励むことができるでしょう。いずれ自分たちが年とる前に、その有り難さをしっかり認識してくれることを願います。
私はこのフォーラムに何度もくだくだ書いたように、特に父の死後には母親にとんでもない重荷を負わされ続けたので、17歳であんな無知な娘を口減らしに他家へ嫁がせた祖父母にも立腹していますが、あそこまで母を家庭に閉じ込め、成長を願うどころかむしろ未熟であることを無垢・無邪気と勘違いして喜び、自分に(だけ)都合のいい女に仕立てて、世間からどのように見られているか、老後どれほど子の負担になるかに気づかなかった父に今でも怒りを覚えることがあります。いくら明治の生まれとはいえ、自身は無知でも無教養でもなかっただけに、擦りこまれた男のエゴの破壊力を感じてしまうのです。
子に泣かされる親の話はよく聞きますが、親に泣かされる子供の話を誰かに書いてもらいたいと思うほどです。