9月23日(土) 雨
事情があって夜更かししていたら日にちが変わってしまいましたので、床につく前に、今日の分の日記を書きます(考えてみたら、日記って、その日の夜に書くものではなかったでしたっけ、ま、いまさらどうでもいいや)
昨日の朝、友人に手伝ってもらってリサイクルセンターのコーナーボックスを四つ木御殿に運び込みました。
帰ってくると司法書士事務所から連絡。登記事務の一部を棚上げにすることをお願いしていたことの返事。仕事は中ぶらりんになりましたがこれまでの分を精算するために事務所にお邪魔しました。
家に帰って遅い昼食を済ませた後…兄のケアマネージャーさんから電話…兄が近所の店で倒れて緊急搬送されたとのこと。
その後救急隊員から兄の携帯電話を使って家族LINEにメッセージが流れました。無事、搬送先の病院が見つかりましたとのこと。お礼のメッセージを伝え、甥っ子たちとも連絡を取り合い、とりあえず動ける僕が病院に向かいました。
病院でしばらく待たされた診断結果はコロナ。誤嚥性肺炎も併発しているとの事。
その後は病院の決まり事に従って
あっちへ行きこっちへ行きドクターの説明を聞いて、看護師さんの説明を聞きました。
夜も遅くなっていたので夕食は出ないため下の売店でおにぎりとサンドイッチ、麦茶を買って兄に届けてもらいました。
甥っ子達とケアマネさんに経過を説明してから、兄の家に寄って戸締りその他の安全を確かめ土砂降りの中、帰宅、時計を見たら夜11時。ひえ〜、長い長い1日となりました。疲れた。
近々また出向いていって忙しい連中に代わって入院手続きを済ませます。快復経過もよりますが1、2週間というところかもしれません。歳をとってからのコロナはやはり怖いですね。
普段から臓器の機能が弱っているところに、さらに体力が落ちてしまうわけですから、他の病気を併発しやすくなる、、という説明を聞けばなるほどと納得するしかない。
こうやってどこのお宅でも、高齢者の周りの者たちは病気を通して少しずつ覚悟を決めていき、高齢者も嫌でも行く末を考えなければならなくなる。
そうこうしているうち切羽詰まって、バタバタと既成のシステムに乗っていくわけです。
ドクターの診断結果の解説と緊急事態が発生したときの病院の対応も聞かされましたが納得のいくものでした。
治療中に意識の混乱が起き、自身、あるいは周りに危害が及ぶ場合の拘束の仕方や緊急事態の延命措置について、当病院ではここまでやる、ここまではやらないという基準の説明を受けましたがこれは後の揉め事を回避するためにも絶対に必要ですね。
今まで相当事例の積み重ねがあった結果だなぁと思いました。
兄との面会は透明なビニール越しの小さな窓から2.5メートルぐらい離れての会話が2、3分ほど許されましたので心配しすぎないようにと伝えました。
病院のベッドに寝ていれば普段足の丈夫な者でも1週間ほどで歩けなくなるし、短時日の内に認知症症状が出るのは、母で経験済みです。以上の事は家族LINEを通じて兄にも甥っ子たちにも話しました。
安物の補聴器がそれなりに役に立ってよかったです。
ほとんど病院にご無沙汰の10年ぶりのドタバタでしたが、年寄りには、体力的にこたえます、、当方は75歳になる老人であることをお忘れなくと甥っ子たちに伝えておきました。
高齢者が倒れても、その子供たちは現役の真っ盛り、日々多忙で、自分の暮らしや子育て、お国への納税のための就労で親を看る時間がない。そういうとき、今回のように比較的元気で時間がある年金生活者、要するに現役ではない人が周りにいることは大きな助けになるはずです。独身だったり子供がなかったりのいちまるさんや私のような立場の人間には、高齢化・少子化の時代に風当たりが強いけれど、そういう人間に頼っている部分もあることを世の中の人に知っていてほしい。今年4月に日本で一泊二日の人間ドックを受けたとき、病院のあちこちで老老介護を目にしました。90歳近い老人の車椅子をその弟と思しき70代末の男性が押していたり、耳の遠い高齢者のためにあまり年齢の違わない同性の身内が看護師からの説明を聞いていたり。
お兄様は本当にラッキーだと思います。その前に、10年近く前に亡くなられたお母様も幸運な方でした。考えてみると、当時のいちまるさんはまだ60代半ばでいらしたのですよね。