9月5日(火) やや曇り予報
遅い食事だったので今これを書いています。
昨日、図書館から借りてきた2冊とても面白いです。びすこさんご紹介ありがとうございます♪
子供より古書が大事と思いたい:鹿島茂著:青土社2008年4月第1刷発行
パリの古書店の裏表から商売のあれこれ、装丁に関する記事満載で古書収集の心得まで一通り学べるような本です。木口木版の細密画の画像も楽しいです♪
続いて読み始めた同じ著者の本がこれまた僕にとっては社会学の教科書、当時の小説の裏をとっていくような、スリルがあります。もちろん現在にもそのまま当てはまるような裏事情満載です。
今日も楽しい読書ができそうだ ↓
職業別 パリ風俗:鹿島茂著:白水Uブックス:2020年4月発行
(このところ家の掃除がおろそかになっているので片付けものをしながらまた少しずつ処分していこうかと思います。ちょこまか片付けていくのも気分が良いですが、、
「仕事をまとめてやる」のも気分がいいです。
とうとう一階でエアコンなしで過ごせたのでこれも気分がいいです。というのも負け惜しみでなく暑さを少し楽しめたかなぁという気分だからだと思います。
そとの秋吸って一息扇風機
読書の楽しみというのは周りを巻き込まないしお金もかからないし、いいことだらけ。聴覚障害はあっても視覚が正常なのはお幸せです。野上弥栄子さん、ほとんど100歳まで生きて耳には問題なく、ただ視力がだんだん衰えていくので(97歳、98歳では当然、それで若い人並みなら、先日のいちまるさんの台詞じゃないけど「愛想がない」)、誰か名の知れた高齢者が、眼はよく見えるが耳が聴こえない、と嘆いているのを聞いて「できるものなら自分と代わってもらいたい」と書いていました。今は耳が大丈夫なら朗読を聞くという方法もありますが。
老後ともなると、何とか機能するパーツを活用しながら暮らしていくしかないですね。私の母は最晩年「いまや、まともなのは嗅覚だけ」と言っていましたが、これが結構重要みたいです。ガス漏れや腐臭に気づくだけでなく、臭いというのは味覚にも影響するので、魚など「あ、これは養殖もの」とすぐ分かる。薬の匂いがするんですって。確かに抗生物質などかなりの量使っていると言いますから。海から2,3キロでいつも新鮮な魚を食べて育ったこともあるようで、魚の鮮度には玄人なみの感覚がありました。
最晩年というのは、最終的な清算の時期でもあるわけで、うーん、どんなツケが待っているのかと思うと怖くなります。
鹿島茂さんの本、楽しんで下さい。さらなる感想をお待ちしています。