7月19日(水) 曇り予報
ジムから帰ってくるとポストにエアコンの見積書が入っていた… 10万以下で取り付けてくれる。
イモルームは4畳半なので6畳用のこれで充分。
2階に取り付けたエアコンはウェブに繋がれていて、スイッチを切るたびに電気の使用料金を知らせてくる、ありがた迷惑な位便利。
今の補聴器はやはりwebに直結していて微調整も思いのままらしい。今のところ旧式のマッチ箱型の母の補聴器で間に合っている。そもそもあまりに旧式すぎてそれは何ですかと聞かれる位ですが当分これで充分です。
健康状態から与信限度までシステムに筒抜けの中国。14億の国民を抱えるインドではIDカードの普及で貧困層にまでサービスが行き届くようになっていると言われています。
そんな管理社会、嫌だと言うなら声を上げなければならない。
最先端国家はアメリカではない。僕の予想では中国、インド、つまり、いずれ東洋の時代になる。実は、これは僕の予想ではない…確かトインビーがそう言っていた、数百年のサイクルで(覇権は)東洋と西洋が入れ替わる(不確か情報)。
昨日はゆっくり本に没頭できた。紙の中の戦争:開高健著:文芸春秋1972年3月第1刷
戦争は文学者によってどのように描かれてきたか。ほとんどは日本の小説家による作品について著者がコメントしている。
厳しい検閲の中で描かれた戦記もあれば戦後の自由な風潮の中で戦争と人間を探求した作品もある。
兵隊経験のない作者であるからこその視点も僕にとっては貴重でした。フィルターがかかることによる独断が、明快で読み進められました。つまりわからないところはわからないままに問題のありかだけは提示しているということです。
時代を問わず日常の中に組み込まれていく狂気(私見)こそ僕が表現したいものです(それを狂気と言って良いかどうかは別として)、そのヒントがたくさん得られました。
(昨日も最高気温が37度にもなる、炎天下でした。僕は例によって日傘代わりの雨傘をさして、近所をウロウロしました、そのうちおろおろするようになると思います…あはは🤣)
ドイツにはホロコ・・インダストリーという言葉があります。もとは、ホロコーストの犠牲者(及びその縁者)といいうことになれば、たちまちいろんな特権が与えられ、何らかの形でカネももらえ、ホクホクという事態を苦々しく思う人たちが造った言葉のようですが、考えてみると、1945年の第二次大戦終了以来、戦争をテーマにした小説や映画のまあ多いこと多いこと。戦争に題材を得た作家や台本書きも山のようにいる。ホロコーストがなかったら「シンドラーのリスト」も「アンネの日記」も「戦場のピアニスト」も「ライフイズビューティフル」もなかったし、ちょっと古いけど「戦場に架ける橋」や「遠い橋」や「史上最大の作戦」なんかがヒットしたのも戦争のおかげ。ベトナム戦争のおかげで「地獄の黙示録」も出来たしね。戦争産業は軍需の世界だけとは限らないんだ。