5月10日(水) 晴れ
僕は一生のうちで世界のほんの一部分だけのことを、それも主に読書から知りほんの少し世界を知った気で死んで行く。
明と暗の青春:岸本半蔵著:新風舎2005年7月初版第1刷発行
…「シベリア抑留の真実はここにある!」という本を読んだ。
終戦間際、独裁国家ソ連スターリン体制が不可侵条約を一方的に破棄し火事場泥棒のようにして死者30万人(ソ連発表5万人)とも言われるシベリア抑留者鎮魂のための事実に基づいた報告にもなっています。合掌。
(昨日ジムに行こうと思ったら来客…Qさんでした。例によっていっぱいのお茶も出さないのに四方山話に花が咲きました。人間がAIに寄り添ってしまう可能性について伺ったところQさん否定しませんでしたね。僕としてはそれがちょっと危ういと思っているのですが…。
写生を含める二次平面の絵画の可能性についても極めて健康的な見通しを持っていらして、絵画はとにかく楽しい、楽しめるという原点を確認しあいました。
その想いがこれから始まる絵画教室に結びつくと面白いなと思いました。
他にはカクテル研究会の構想も聞いていただきました😅)
シベリア抑留者の悲劇は日独に共通していますね。収容所で結ばれた日独の捕虜の友情についても、こちらに来た当時は耳にすることがありました。苦しい日々の中での信頼が日独の関係に大きく貢献していることも、当時の捕虜の子女からの話で知りました。今はそういう思い出を語る人もほとんどいなくなって、日本は昨今の政権にとって東の先進国としてただの競争相手となっている感があります。寂しいです。