5月8日(月) 雨のち曇り
昨日夕方四つ木御殿でPさん主催の、Qさんいうところの「スナックP」に顔出してきた。数名の顔なじみの方がしょぼしょぼと降り止まぬ雨の中、お集まりになり、Pさん手作りのおつまみをいただきながらビールを飲んで🍻僕はちょっとこれから始まる四つ木御殿の活用の宣伝(太極拳、美文字研究会、パステル教室)をして中座して失礼して、早々に寝てしまいました、遅まきながらPさんごちそうさまでした(今起きて時計を見たら、12時間睡眠!)
折に触れて人が集まれば、細々とでも枝葉がつながっていく事は経験済みです、Pさんの次の企画が楽しみです。
昨日は「本棚の歴史」(ヘンリー・ペトロスキー著:池田栄一訳白水社2004年4月発行)という本を読んでいました。当然図書館の歴史ということにもなり、修道院の回廊の一部を利用した読書室、読書に集中できる環境作りから始まって貴重な本の管理に至る歴史をパラパラと垣間見るだけでも圧倒されます。
大英博物館の閲覧室、ニューヨーク公立図書館の写真も、本を支えてきた本棚の歴史的な変遷を通してみると今までとは違って見えてくるから不思議なもんですね。
床に直に並べられた我が陋屋の本の列を改めて見てしまいました。
デジタル化された本の軽みと中身をつなげるものはやはり、写本から始まった印刷された本の姿と重みなのかな。そうかな?危うい。
「印刷された本」についてはここしばらく関心をもっておりまして、印刷術の登場によって生じた世界の変化について、いずれブログを書きたいと思っています。
スイスやオーストリアには文化遺産になっている立派な図書館がありますが、全部手書き、つまり写本で、書物を写したり複製したりするスクライブの仕事って責任重大だったのですね。しかも羊皮紙というのは高価だったから、汚しちゃいけない、書き直しも難しい。「あ、間違った!!まあいいや、このままにしておこう」というケースも結構あったんじゃないでしょうか。
写真は私が日本人を何度か案内したスイス東部サン・ガレンの修道院付属の図書館です。世界遺産らしい。遺産の話は私はあまり関心ないのですけど。