3月8日(水)快晴予報
俺から山を取ったら何も残らない
、、かつての兄のセリフだ。若い時から週末になると山に出かけていた兄は山に何しに行っていたんだろう。
景色を作りに行った…と言ってみる。兄の心情を分析してみても始まらないし興味もない。四季折々の山の景色の中に自分の心模様を反映させに行った、、わざと生硬な言い方をしてみる。僕自身の景色の作り方から類推してそんなことを考えています。
昨日食事をしながらふと思いました。食事をする時にも…日本には景色を作ると言う言葉がある。食事が進むに従って残された食べ物が刻々と景色を変えてゆく、、食事をしながらでも絵は描ける。食事の進行に従って変わってゆく食べ物の配置や形は絵そのもの。
さーてと今日はどんな絵を描こうかな。
道端のゴミ集積所春景色
こちらは雪です。ぼたん雪なのですが結構積もります。温度は2度、2月下旬のカーニバルの時期には14度まで上がったのに。これなごり雪って言うのかな。未練の雪って言ってもいいような。
食卓の景色って日欧ではかなり違いますね。こちらでは食べ終わった皿や椀を食卓の上に置いておくのは無作法なので、終わる傍から片づけます。(昔は使用人や女中の仕事だったんだけど、今は主婦・主夫が。)そもそも出すときも、前菜・主菜・デザートと順番に持って来て、一度に並べる日本や中国とは大違い。
それで私も集まりなどでは食べ終えた皿を片付けようとして、「急かされているみたい」と不評をかいます。
全部並べると、こちらの人はどれから箸じゃなかったフォークをつけていいか分からないんだって。和食の場合はあれもこれもすこしずつ突っつくのよ、と言っても、そんな行儀の悪いこと、って抵抗する。なんでかなあ。
すっきり整然としてなきゃいけない。たくさんの食べ物を並べて、豊かな気分になる日・中・韓とは大違いです。