1月 17日(火)晴
階段下のデッドスペース(写真)について
元は観音開きの扉が付いていました(外した扉は1階の奥の出入り口にある窓の目隠しの、はめ殺しとして使いました)。その扉の代わりにシャワーカーテンをつけ中に洗濯機を納め500円で買った中古の棚を置き洗濯室として使います。階段下の三角のスペースも側面から見れば正方形、正方形のおかげで三角形を意識することなく、こんな使い方ができました、というかこの家のデザインの良いところです(意外とこの使い方は少ないと思います、デザイナーは腕の見せ所として三角形をどうにかしようと思うからだと思います、三角形を別の方向から見て正方形にして使えば人間は勝手に奥行きを考えてその分スペースは広がって感じられる?、つまり勘違いする)
洗濯室の床は台所に敷いた合板の塗装面を上にして水がかかってもいいようにしました(この方がこの塗装合板の本来の使い方だと思います)。
(スペースについてついでに言えば… 10坪ちょっとしかない作業場が広く見えるのは、例えば2階の襖が取り壊されて4畳半と6畳はつながったので広く感じるし、押し入れの襖もないので奥行きを作っている、台所も吊り戸棚を下に下げた形の棚を作り、立ち上がったとき目の高さより下にするので見通す対角線が確保できることで広さと勘違いする、旧宅もそのような具合になっているのであんな小さな家、お見えになった方がなんとなくすっきり見てくださるのだと思う)
(作業場の改修が済んだら今度は旧宅の模様替えを少し試みようかと思っています…次に使ってくださる方が面白いなと思ってくれるようにです、場合によってはここに住んでもいいかなぁと思ってくれるように小さなシャワー室でも洗濯機の横に増設しようかと思っています、でも今はお金がないのでちょっと先になります…ハハハ)
階段下のデッドスペースってたいていの家にありますよね、二階建てなら。それを活用するアイデアが素晴らしい。洗濯機、なるほどねえ。隅々まで掃除が行き届き、よく片付いていて、こじんまりしている(らしい)のも魅力的です。
押し入れの襖を外すと収納物が見えますが、その置き方なども工夫次第でオシャレになりそう。あるいはそこにベッドを置いて、部屋をより広く使うとか。
アイデアだけでなく、技術があるので思い通りに変えられるのは本当に羨ましい。これまでの人生の蓄積が今、70代半ばにして生きるというのは、なんという幸運でしょうか。いえ、幸運と言っては失礼ですよね。人生の蓄積は自分の業績だから。