12月11日(日曜)晴れ
新宅の調査は屋根裏を除き大体済みました。不具合箇所は今年中には整理できると思う。
2階の4畳半が広く感じるのは押し入れに襖がはまっていないせい(襖なんて骨がしっかりしてさえいれば100年でも持つのに、あっさり捨てられておしまい)。
押し入れの中段を外してここに布団を敷けば4畳半が四角く使えてスッキリします。
昨日、朝のうち2時間位やって帰るつもりがだんだん面白くなっちゃって、途中休憩、持参のお稲荷さんを食べて気がつけば12時半…蕎麦屋へ行くか寿司屋行くか…まだ行ったことのない、もう1軒の寿司屋に入って海鮮丼を食べた。もちろん普通においしかったのですが…店のショーウインドーも店の中も昭和そのもの…清潔感の点で言えば…好き嫌いははっきり分かれるだろう。僕はもう映画の1ワンシーンに紛れ込んでしまって、気分先行、古色蒼然、ほこりは気にしない、、なんだっていい、美味しければ文句は言わない。1100円じゃあ文句も言えない。でっかい湯飲みに手で持てないほどの熱いお茶が出されて…海鮮丼を食べている途中で卵焼きが2切れ…出された瞬間あ、こいつが自慢だなと思いました、出汁が効いていてうまい。ついてきたつみれのすまし汁もおいしい。さっさと食べてアラが目につかないうちに出てきた。先方のアラ、ですよ念のため。
パン屋に寄ってドイツパン、シュトーレンと書いてあるパンを1個とってコーヒーを頼んで3テーブルしかない席の真ん中に初めて陣取る。天気もいいし、通りも見える、良い気分、あーこれびすこさんに、本物のずっしりしたやつをもらったっけな。見よう見まねの日本製でもしっかり歯ごたえがあっておいしい。
新宅の玄関のところにひいらぎだかに魚の頭が結んであった、取りますと口に出してから取り去った。通気口も埋めてしまおうと思う。昔懐かしいドブ掃除の長い鉄線も捨てる、脇に木で作ったはしごが置いてあった、もう、何もかも昭和30年代。家を出て20メーターと離れていないところに居酒屋がある、そのうちここの、多分「昭和」にも、どっぷり浸かろうと思いました。全くもって不思議なところだ…工場街から商店街へほんの数百メートル移動しただけで、世界が変わる。木工家具屋がまだあって、前にたまに珍しいものを探しに来ていた、おおよそなんでも置いてあった荒物屋はどこだったか忘れたし、もう、ない。昔、立石にあった小料理屋と同じ名前の店もちょっと気になる。
(過日、玄関のところにぶら下げてあったお菓子よく見たらメモが入っていて、オーナーさんからのご挨拶でした、電話でお礼、お互い様。
それにつけても電気水道ガス周りを点検しながら、つくづく思う、、、東京中を網の目のようにこのライフラインが巡らされていることに今更ながら驚いてしまいます。身の回りでは年がら年中掘り返して地震対策水害対策のパイプ交換工事真っ只中です。世界一の過密都市東京は世界の都市部の未来を占うリトマス試験紙(これまた古い!)。
今日は昼に兄と会食し、ファミレスの飲食する席で兄のお気に入りのジャンパーのポケットの破れを直します。
先日兄の孫娘のお祝いに付き合った時集合写真のプロデューサーが兄の虫の食っている背広を隠すのにちょっと苦労していたのでパラゾールを買ってぼくとはんぶんこして手渡して、洋服箪笥にまいておくように伝えました。
男やもめにウジが湧く、何でも自分で始末してきた山男も、寄る年波には勝てない…あはは🤣)
(畳1畳ほどの床下のスペースの底板に大きな板が3枚ばかり敷いてあった。ざっと洗ってしばらくの間、雨風に晒して、いい風合いになったら、それをテーブルの天板にして、テーブルをつくろう。そうだ、外に置いてあった年代物のの木の梯子を崩してテーブルの脚に使えるかも。出来上がったテーブルは、きっと家によく馴染む)
数年前までシュトーレンは社員や顧客に配っていましたが、こちらではポピュラー過ぎるお菓子になって、どこのものも余り差が無いというので、別のお菓子に換えました。一つはチムトシュテルン(「シナモンの星」という意味)、もう一つはレドラッハのチョコレートで、どちらもスイス製です。レデラッハ社のチョコ(こちらではプラリネという)は高級で評判がいいのですが、まだ存命の創設者が時代遅れの超頑固者でLGBTが大嫌い。それを堂々と表明したので、スイス航空が取引を中止しました(乗客の中にLGBTが多いから、というより、ルフトハンザを親会社とする航空会社としてはポリコレに従う必要があり、レデラッハは旧弊の差別主義者という烙印が押されたので)。
さあ、そうなるとつむじ曲がりのわが亭主、レデラッハを応援したるぞ、と大量に取り寄せて「おいしいですよ、贔屓にしたってください」と配りまくっています。また、自治体の幼稚園に写真のようなサンタクロースとトナカイのチョコも配っていて、その幼稚園には夫の会社の従業員の子供たちも何人か通っており、どうもその子供たちが贔屓されているらしいという噂があります。だけど、これをレドラッハから取り寄せるようになったのは幼稚園のナントカ委員長である神父さんの依頼で、社員の家族を贔屓してもらうためではありません。念のため。
ヒイラギに魚の頭。魔除けですね。でも相当古くなっていたのではありませんか。昨日行った喫茶店で、天井から数十個繋いだニンニクが下がっているのに気が付いて、あれは何かと訊くと、悪意から店を守るためだという。え、あなたたちルーマニア(ドラキュラの郷)の人?と尋ねたら「いやコソボから来たアルバニア人」とのこと。肌がちょっと浅黒かったりドイツ語に癖があることから中東系かなと思っていたのですが。
私に韓国人かと訊くので日本人だと答えると、「こういう魔除けの習慣は日本や韓国にもあるだろ、仏像を飾るとかさ」というので、「いや鬼の人形や置物の方が魔除けに効きますよ」というと「そうそう、そういうこと、世界中どこも似ているね」だって。そのうち、達磨の置き物を持っていってあげよう。