12月5日(月曜)曇り
昨日は午前中は新宅のガス警報器設置の立ち会い、1階のくぎ抜き、フック取り外し、床下の整理、配線類の整理をした。床下をチェックするために上げ板を取り外し中のものを床の上に出す。一畳弱の地下空間、というか床空間はまさに漬物用具類と漬物用の甕(かめ)で占められていました、しかも甕の中には部屋の中のカレンダー類から察するに1918年から放って置かれた漬物甕、しっかりたっぷりとぬか床も時間が止まったように残っています。そうは言っても、ぬか床の酵母はもちろん生きているだろう、問題はこれを活かすかどうかだ。とりあえずググったら2年物位の漬物のぬか床を再生した人の経験談が載っていた…とりあえずメモし、仕事をしまった。
旧宅の1階では紙漉工房よろしくワンサカ人が集まっていた。年末のバザーの準備もあって忙しい最中の様子。活動の趣旨に頭が下がる。
ふと見れば、自転車が狭い敷地内から私道のほうにはみ出している、Kさんに他の住民の方の邪魔にならないように寄せてくれるよう注意した。用事から戻るとまたもや隣のお宅の自転車に別の自転車が横付けされている。隣の旦那さんに謝って自転車の間を空ける。念のために2軒のお宅に伺って…自転車をごちゃごちゃに置いてすいません…何かお気づきの点がありましたら言ってくださいと申し上げたら…その時は言うから大丈夫ですよーと言ってくださった。若い人たちもこういった下町の気遣いは少しずつ学んで行けば良い。これも勉強の1つだ、あはは🤣
(夜ボランティアの皆さんが打ち合わせ中だったので僕はさっさとお酒を飲み食事を済ませて寝てしまった。夜中起きてみるとテーブルの上に、Sさんの奥様が出版した戦争体験者の本の紹介記事が載っている佐倉市の活動団体による小冊子があった。付箋が貼ってあったところを読むと…本のいきさつと著者の志がコンパクトにうまく紹介されていてとても印象が良い。地道な活動は静かに広がっていくもんだなぁと嬉しくなりました。
昨日新宅で片付けものをしていると、色の白い上品なおばあさんが玄関を開けて…テレビが映らなくなっちゃったの…と、おっしゃった。なんとお隣の方だと判明。僕が先日ご挨拶した男性の方は入院したと言う。申し訳ありませんが僕はそういうことに疎いのでどなたか他の方に聞いていただけませんか?(退院してくる) 15日も待つんですか?と畳み掛けて情けなさそうなお顔をなさっているので…それじゃあ今東京電力の人が警報機を付けにきますのでそれが済んだらお伺いします…と仕方なく返事をする。東電の警報機の設置が済んだので、恐る恐るわざと大きめの声で近所に聞こえよがしに、玄関ドアの前で声を上げ、チャイムを鳴らし、案内されるままに中に入ってテレビをチェックする。リモコンがCSに切り替わっていたので地デジのボタンを押して差し上げる…1件落着。(引っ越してきたのが)親切な方でよかった、、とおっしゃったので…よろしくお願いしますとご挨拶して退散しました。壁続きの玄関に向かって左隣に行かずに右隣の僕のところに来たのも何かの縁、隣のおばさん同士多分仲が良かったんだと思いました。
行きと帰りにそれぞれ違う猫が僕の戸締りの様子を遠くからチェックしていました。僕は気配を消して猫を見ずに静かに自転車を押して横丁を抜けました。
今日は朝1番の電車に乗って兄の所へ行きます。兄が本来の兄に戻り緊張感を持って暮らしてくれているので最近はちょっとほっとしています。今年春先のドタバタ劇を思い出すと今の境遇がありがたいです。
漬物樽を見た時から一気に昭和モードに入りまして…お隣の方に対応してしまいました。入院した男性に早く現場に復帰していただきたいです😅
1918年からの漬物甕、すごい。
しかしお隣のおばあさんも大胆だなあ、海のものとも山のものとも分からないいちまるさん(失礼)にそんなことを頼むなんて。また、やんわり断られても諦めないのがすごい。だけどこれからトラブルが起きるたび、お助けマンとして頼られるのは困りますね。助けてもらうのが当たり前になってしまうと、助けられないときに恨まれる可能性があるからご用心。(自身の経験から)