11月29日(火)曇り
昨日の朝、とりあえず新宅の水道を開栓する手続きをとった。あらかた手続きが終わって…電話で…最後に開栓こちらでするんでしょうか?と言ったら、、ひねってみてください…ひねってみたら、、水が出ました!…あ、はーい、出ました、ありがとうございました…と言って電話を切りました。床のほうにホースの口がもう1本分岐していたのを確認しないで開栓したので台所の床が水浸し、ついでにはじめての床拭き、雑巾真っ黒、掃除し残しのガラスの破片もあちこちに。
電気、ガスも近々立ち会うことにして仕事は終わり…プールに行って…泳いだ後、区役所に行って思いついたグループのメンバー募集を広報に載せていただくようお願いしてきた。あっと、そうだ近くの長崎屋で買おうと思っていた電気ヒーターを手に入れよう!安い首振りする電気ヒーターを買ってきた。家に戻って古いヒーターを新宅へ運んだ。今度こそ本当に仕事おしまい。動きながら次々に思いつき、その場で気が変わる癖は治らない。子供の頃からの多分病気だ。
(思いついたグループ→ジョギングしながらゴミを拾う運動…クリーン&ウォークしよう(12文字、、宣伝文句は12文字まで)…クリーン&ウォークの会。
知人がこれを実践しているのです。発祥はスウェーデンで、プレーキングというのだそうだ、ごみカゴは僕が、背中に背負って歩道からはみ出さないように誘導していく、高齢者がゴミに気がつき、やたらに道路に飛び出さないようにしたいと思います、そう区役所の担当の人にお伝えしたらにっこり笑ってくださいました、まさか思いついたその日か翌日には広告の手続きを済ませているとは誰も気がつくめえ、面倒はしょいこむのではなく横に流す横流し、それがコツ、アハハ)
(昨日、新宅の外回りを始めてしみじみ見たら…積年の暮らしの痕跡が散見できました、何に使ったかわからないブロックが2、30個、自転車のフレーム、足場の丸太を組んで締めるための番線、外で刃物を研ぐのに使ったらしい砥石が2、3個、、しばらく放っておこう)
なるほど…自然に育まれた日本人の資質今の若者に至るまで引き継いでいると思うと愉快ですね、新宅の内部の写真を見せたら反応が一番良かったのは僕の孫世代です、円窓や欄間に反応していましたね、親世代が捨てたものを孫が拾う、隔世遺伝、よきかな、です。
たまたま徒然草を拾い読みしておりましたら、下記のような段(10段)がありました。
「家居(いえゐ)のつきづきしく、あらまほしきこそ、仮の宿(やどり)とは思へど、興あるものなれ。(中略) 多くの工(たくみ)の、心を尽してみがきたて、唐の、大和の、めづらしく、えならぬ調度ども並べ置き、前栽の草木まで心のままならず作りなせるは、見る目も苦しく、いとわびし。さてもやは長らへ住むべき。」
つきづきしい、調和がとれている、バランスが良い。人の暮らしの万端においてこれは大事だと思います。それと、英語でいうspontaneity(のびのびと自然で無理がないこと)が人生の理想。ここでは不自然で無理だらけ、というのを「えならず」「心のままならず」と表現しているようです。
この二つ(均衡と自然さ)、実はドイツ人の最も苦手とする資質です。あれこれ考えまくってうるさく議論を重ねて、結果生じるものはえらくダサくて、いとわびし。見たところは一応立派ですけど、見る方もしんどくなる。楽しくない。ゲルマンさん、せっかくの人生をなんでややこしゅうするねん、といつも心の中でつぶやいております。