11月23日(火)曇り
日暮れは遅い、夜明けも遅い。兄と会食後、兄は、歩みが遅いためと、夕方寒くなる前に帰宅目的から早く別れた。
帰宅後少し本を読み、時々、ぼーっとしていると時間はするする過ぎて行く。
今回の物件の契約内容をやっとパラパラチェックし取引のいきさつと業界の動きがハッキリした。世代交代が進んでいる。そこに目をつけた不動産業者が世代交代の情報をいち早くつかみアクションを起こす。僕がそれに応じたということだ。
彼らの動きにちょこんと乗ったのが僕の今回の行動だ。時は金なり、まさに情報は金。合点承知風の僕の行動を見て担当者の1人が…次の近くの物件が出たらまた連絡さしていただきますとメールしてきた、、、あはは、僕はその手の業者じゃないって🤣僕は職人。
さてその職人は…段取り8分(80%)とばかり作戦を練る。細かいところは手をつけずに…古い家の良い所、時間をたっぷり吸収して良い味が出ているところを活かして落ち着く場所に仕立てる、、腕の見せ所だ。建物内部の印象を決めるのは建物のうちで1番面積を占めている壁。どうするか。内覧のために家の中を一瞥した瞬間、壁は、そのままにすると考えていたことがわかる。床の間はないけど、円窓はある。壁の左官仕事は…今考えると大胆としか言いようがないが…左官屋に頼まずに自分たちでやっていたのでできない事はないが、床の間周りを仕上げる細工鏝(こて)は処分してしまったし再調達してまでやる元気が出ない。なるほどなぁ…それで、時間が経過した空き家の雰囲気を残そうという考えが出てきたのかもしれない、と気づく。やめやめ、、今日はここまでとストップして…缶ビールを買ってきて…飲み始めスマホをチェックして、おでんのパックを小さい鍋にあけ夕食を済ませる、コーヒーを飲んで寝る、、最近のパターン。
(今日はこれから雨になる予想。晴耕雨読、本をパラパラ見て、すごそう)
在来工法は木製なので改造が簡単だと思います。内壁が落ちてしまったところに間柱を入れ直してボードを貼り直し、虫食いの柱部分を取り除き取り除いた分の材木を入れ古材とつなぎます、床が抜け落ちたところの束を取り替え、根太を補強し、板を張り替えたのが今の旧宅です。 ヨーロッパの左官事情、貴重なお話です。石組みの教会の伝統の影響もあるのでしょうか?
本当に職人でいらっしゃるのですね。左官仕事は自分でやってできないことはないとありますが、これ、実際に欧州では人件費の高さから自分でやっています。土日には床や壁のタイル張りに忙しく、疲れて月曜日には病欠になるので、雇用主は社員が新居を建てるというと、ああまた労力が足りなくなるとビクビク。日本の場合、石やタイルの欧州の家と違って木製で細かい技術と注意を必要とするため、自家製・お手製の家というのは難しいのではないでしょうか。