3月30日(土)
午後から雨が上がりそうだったので久しぶりに立石図書館に出かけました。
小さなテーブル代わりの机を兄に譲ってしまったので、ちょっと寂しかったのですが代わりの安直な高さを変えられる同じようなテーブル500円でゲットしました。
テーブルを折りたたんで腕に抱え、、リサイクル本コーナーを覗いてみると案の定、50冊ぐらい出ていました。
面白そうな10冊もらってきました(最近お一人10冊までにしてくださいという張り紙が出されました)。
家に戻りゲットしたテーブルを所定の場所にセット、よしよし満足。
①いちまる文庫
②小説のネタにする本
③新着本(リサイクルの本もこう呼ぶことにしました)
それぞれに分類して一応定位置を作り、新着本は平積みにしたりして、ちょっとした書店の味わい。
あぁこれで僕もやっと蔵書なるものが持てた。
本の背表紙にやたらと図書館の分類ラベルが貼ってあります…つまり大半の蔵書は貰い物です。
もう一度日の目を見た本は頼りになる僕の仲間です。
本を取っておく習慣がなかったものですから手元にもう一度読みたい本があるということはとても気分が良いものだと気が付きました。
全て合わせて200冊ぐらいの在庫。減ったら減ったまま… 200冊以上増やす事はしない。これをルールとすることにします。
僕がなくなった時部屋をぐるりと見渡すと僕の暮らし方がなんとなく伝わることを目指したいです。
それから全部ひっくるめて処分してもらえば本望です。処分も簡単だと思います。
これはこれで僕が目指す職人としての気分に合っていて、だから気分が良かったのですね。
職人の心得… 次の工程?のことを考えて引き継ぎがたやすいようにセッティングしておくこと🤣
すっかり気分が良くなったので図書館にリクエストしたものの、次に読む人が何人もいて、当分読めそうもない本をアマゾンに発注しました。
幸田文の「木」(図書館でリクエストした人が多く、待たされていたのはこの本が最近の新装版ハードカバーだったからと分かりました)新品の文庫本が600円もしないで配送料無料で入手できます。
もう1冊は図書館に在庫がなかったので求めました。
なだいなだの「わが輩は犬のごときもの」という本でこれも古本で数百円、注文するとすぐに発注手続きに入りましたとメールが入りました。
夕方は…フライパンにたっぷり目の油を敷き、すでに衣が付いてフライパンの少ない油で揚げるだけの鶏のもも肉フライでいっぱいやりました。
昨日の午後の雨上がりに本格的な春の暖かい日差し感じました。今、夜中に目覚めたこの感じが春だなぁと思います。寒くないので体も楽です。
お一人さま10冊って、1日に付き、ということでしょうか。それなら翌日行ってまだ残っていたらさらに10冊もらってもいいんですよね。いや、同じ日でも、もう閉まる頃に行って残っていたら全部もらってもいいんじゃないでしょうか。
幸田文の木への関心は、その随筆から知っていました。「檜がみたくなって木曽へ行く。行った先でいろいろな人をわずらわす。恐縮しながらやはり押し強く、それからそれへと案内してもらう」「いま行きたいのは北海道。…そこはもったいないことに、大木がずらっと枯れているという。潮位が変わって、根に塩水がさすのだが、木の疫病みたいなものか、それとも林の交替期がきた自然現象なのか…」(幸田文:旅の手帖より)。「オンコの木と再び遭う」「植える」などの章も迫力があります。
私も木は好きで、出張の際に気に入った樹木に出くわすと、仕事を辞めたら「木々を訪ねる旅」をしてみたい、と思っていました。こちらにも立派な木はあるのですが、木の種類や姿かたちは日本のそれの方が勝っているように思います。小ぶりでも「木霊」を感じさせることがよくありました。