2月24日(土)
久しぶりに空いていたプールでゆっくり泳いで帰宅。
兄が今まで住んでいた家から座布団を1枚もらってきていたのでそれを解いて4枚の小さな座布団にする準備をしていました。
霧雨の降る寒い1日でした。寒いので買い出しも控え、いつもの4畳半でのんびりしていたらあっという間に夕方。
コーヒーカップに日本酒をつぎレンジでチンして晩酌。白身魚のシチュー風の冷凍食品を解凍して食事…いつものようにコーヒーを飲んで寝ました。
ぼーっと過ごした1日でしたが、思う存分泳いだせいか気持ちが緩んで気分は上々、春なのに冬ごもり、悪くない。
(今、例によって夜中に目が覚めて、KBCのLINEトークでクレマチスさんのお知り合いの僕も存じ上げている方が立石で素敵なカフェを立ち上げたことを知りました。
びっくりのご発展に大拍手とお幸せのおすそ分けをいただいた気分です♪
はい、また寝ます。
今日は午後から美文字研究会の集まりがあります。メンバーが来ても来なくても僕は四つ木御殿で待機しています)
カフェの話が出たので、私の郷里の茶屋の話をしちゃいましょう。
我が家からほんの数百メートルのところにある、古い民家を改造したカフェで、30年余り前のこと、そこの私と同い年の奥さんが商売を始め、農家の爺さん婆さんが主にモーニングサービスを楽しむようになりました。お昼も出して、5時まえには閉めるのですが、佇まいもいいし女将さんが美人だし、評判になって周りの市からも客がやって来ます。
その女将さんも中年過ぎにはいろいろ病気して休業になることがあり、それでも周りにせがまれてまた再開していました。50代・60代、何とか乗り切ったのですが、さすがに70の坂を越えてからは厳しく、それでも「モーニング・コール」がしきりで、コロナが終わってここ数年は週4日、朝食を主にしてあとは簡単なお昼の単一メニュー。細々でいいから頑張って、と私もうちの亭主も願っていました(ここのコーヒーは超おいしいと亭主は言います)。
するとこの1月、近くに3年ほどかけた新しい市役所ができました。写真の道をそのまま真っすぐ進んで左側です。この道は私の散歩道でもあります。市役所はもと海辺の町にあったのですが、60数年たって老朽化したのと、海の傍だと津波被害の可能性が高いというので、この道の向こうの元水田が新たな立地として選ばれたのでした。
ということは、役所の人もここへ朝や昼を食べに来たい。役所にやって来る市民もついでにそこでお茶したい。需要はますます多くなっているのですが、後継者がいないのです。
子供さんが二人いるけど、その人たちもその配偶者も自分の勤めがあって、それを辞めてまで茶屋の経営なんかしたくないという。安定した職場が大事なのですね。誰かに貸せばいいんじゃないかと私が言ったのですが、お客さんのスペースのすぐ裏が住居なので、赤の他人が出入りするのにオーナー夫妻はちょっと躊躇しています。
それでもまあ、村の人の協力も得て続けられたらいいのだけれど、奥さんも年だしダンナさんは80歳、住民も高齢化してウェイトレスも応募してくる人が滅多にいないし。せっかくいい場所にあるいいカフェだから、このまま閉めるなんてもったいなさすぎます。何か知恵はないものでしょうか。