2月13日(火)
陋屋、、とはよく言ったものだ。ダテに路地に引っ込んでいるわけではない。ほどほどに放っておいてくれる。人的交流はややこしければこちらで好きなように調節できる。
冬の寒さをやり過ごす方法をなんとか確立したので、南国で暮らすなんて夢も描かずに済む。分相応の楽しみ。
毎日が楽しいかどうかだけが問題だ。それを問題にする僕自身を他人の目でつらつら眺めているだけで面白い。
基本的な行動基準は楽しいか楽しくないか楽しめるか楽しめないか。
後期高齢者まで何とか体が持ったことに感謝するしかない。後は体と頭を働かせて人生楽しむことを目標にする。頭と体が楽しむことをいつも念頭に置いていれば健康状態を保つ上にも効果があるような気がする。
頭と体を適当にだましだまし使い続けていれば終いにはあちこちガタが来て、いい塩梅にオシャカになる(だめになる)。
ピンピンころりなんて絵に描いた餅を目指すのではなく、あちこち少しずつガタが来ても何とか動く体を運んで償却済となる方が職人の僕としては、自分自身を使いきった気がして気分がいい。他の方がそれで気分を良くするかどうかは不明。
楽しんでいる人を見るのは楽しい。自分も楽しい気持ちになるからだと思う。楽しさは伝播する。
これってもしかしたら、超高齢社会のトップを走る日本が世界に示せるよいサンプルになるのではないだろうか。楽しければ楽しいほどもっと楽しくなる。楽しくある事は人生の目標になると思う。
世界を感化していく、なんて思わなくても、楽しい人がたくさんいる国は楽しい国。宣伝しなくてもネット世界の話題になる。
人生を楽しむことは目標になる。
食べて歌って愛して、、がイタリア人なら、日本人はそれぞれがそれぞれの楽しみ方ができる遊び上手な人たち、みんなで楽しむことも上手な村の人。
ガラパゴスと言われても笑っていればいい。地球だって宇宙から見ればありえない展開をしているガラパゴス。
たくさん楽しい思いをした人が楽しい人生を送った人、その人に花束を。
今日は春の陽気だとか…嬉しいな。
窓の外のまだ寒い大気の上の青空を見ながらウトウトまどろむなんて天国ですよ。 欧州人の楽しみ方、見方によってはこれ見よがしな習慣は、習慣というよりは歴史、として染み付いているのではないかと勘ぐります。 そう思ってみればわからないこともない、、歴史ですからそこに身を寄せていたい人情、、なんちゃって😉
そうそう、日本人の「余暇」に関するイメージはとても柔軟だと思います。私が好きなのは、というより自分に合っていると思うのは、お金をかけることも他人を巻き込むこともなく、楽しめる才能が日本人にはあるという点です。
楽しみと言えば、できるだけ多くの人たちとできるだけ派手に、これ見よがしに喧しく過ごす、というイメージから離れられない普通の欧州人って、これも遺伝子なんでしょうか。
立春も過ぎ、ということは大寒の季節(1月20日から2月3日までですって)もとうに終わったのですが、その時期のある日の句です。
・青空を得てまどろみぬ大寒日
せっかくお日さまが照っていても、別にお出かけしようとは思わない。窓の外の青空を見ながらウトウトって結構楽しい。
そういえば、有名な画家・グラフィックデザイナーetc.の和田誠さんも、子供は風の子だから外で遊べとしつこく言う父親に抗って、家の中ばかりにいる子だったんだって。あれだけの才能があれば、外になんか出ていられないよ、っていうの、分かりますね。