2月12日(月)
昨日の朝はスープ研究会の方が冷蔵庫に残しておいてくれたお手製のそばを2束いっぺんに茹で、水で締めた後、長芋すりおろした汁の中につけて食べた。おいしい。
お昼は蕎麦湯をいただきながら南部せんべいをポリポリ♪
お腹を空かしておくと晩酌がおいしい。昔、僕の大酒のみの友人がお昼はもりそば1枚で済ましていた気持ちがよくわかる。
もっとも彼は奥さんからその都度1日分のお小遣いをもらっていたので懐具合が厳しかったせいもあったかもしれない。
税金の申告書を書いたり、本を読んだり片付けものをしているうちにあっという間に日が暮れる。特に疲れる事は何もしないのに夕方になるとどっと疲労を感じる。でも快い。少しばかりお酒を飲んで寝ると毎晩ぐっすり寝られる。
ぬか漬けのかぶや茄子がおいしい。酒にもご飯にも合う。お腹の調子もよろしい。
(本の中には、知らないことがたくさん書いてある。読み進めるうちに、であった事柄のその不思議なことどもに、気持ちがだんだん落ち着いてくる。わからないことがたくさんある事が気持ちを落ち着けてくれるのだと思う。
水の中に体を浸けているだけで体が喜んでいるのがわかる。体を動かして冷えた体を湯につければ全身が反応しているのを自覚できる。
自分の体や気持ちと向き合っていると面白い。
テレビも1週間ほど前から音を消してNHKのニュースなどを見ている。ほんの10分ほどしか見ないけれどそれはそれで面白い。
あ、今突然思い出したけれど…母が旅の番組を見ていて…そこに行った気になると言っていたが、その気持ちが今わかったような気がした、気分が乗り移るような感じ…とても不思議、、
不思議なことに囲まれていれば僕らは謙虚になれる…謙虚にならざるを得ない。
プールで平泳ぎの手足のタイミングについて聞かれたので、まず身に付いてしまったタイミングの修正の仕方を教えて差し上げた。彼はそれを自分の言葉で表現しながら意味を確認してくる。彼の言葉の方が僕の表現よりうまい。教える事は教わることだと改めてわかる)
今回もお母さまのコメントに共感することしきり、でございます。
若い頃、それも15歳くらいでしたが、アンドレ・ジッドの「狭き門」を読んでいた時、似たような言葉に出会いました。アリサという自己犠牲の精神に満ちたヒロインが妹に外国旅行を勧められて、別にわざわざ出かけずとも、話を聞いているだけで旅先のことが分かるからそれでいい、みたいなことを言うの。何しろ60年以上も前のことなので、正確な記憶とは言えませんけど。「狭き門」ねえ・・・今時こんな本を読む人いるのかしら。そもそもまだ買えるのかしら。岩波文庫辺りで。