2月10日(土)
昨日の午後から日暮里へ出て座布団用の生地を買ってきた。小さな丸い座布団を小さな長椅子に並べたかったので、わざと大きなざっくりした単純な花柄の生地選んでを2メートルぐらい切ってもらった。
帰りにことりカフェさんによってお菓子コーヒーをいただく。帰りは道すがら適当に俳句を作りながらてくてく歩いて帰宅。
あ、俳句。相変わらずの駄句ですが、、投稿したグループLINEから拾います。
道端の臘梅の春ちと寒し
通い道春は名のみも春は春
残り雪植え込みの中冬名残
南面に服並べ干す春陽かな
ニョッキリと脚🦵が生えてる春のカフェ
いよいよ春と思えば、風は冷たいけれど、まぁ口からでまかせに適当に五七五、並べてみる位の軽い気分にはなれました。
2月8日からこちらはカーニバルの連休に入り、ただしこれは法で定められた休暇ではないので、州や自治体、企業が、この1週間ほどを休みにするか、どれだけ長い休暇にするかを選べるのですが、世間が仮装やパーティで騒いでいる時に無理やり働かせるのも、とたいていの企業は開店休業にしています。わが社も9日金曜日から13日火曜日まで5日の連休でした。
カーニバル騒ぎはイタリア特にベニスなどが有名ですが、ドイツも西のライン川沿いの町では行列などがあって賑やかです。神輿はないですが、政治家のハリボテが神輿代わりで、だいたいがグロテスクな戯画となった有名人の立体肖像(私の造語です)を民衆(これはずいぶん時代がかった言葉ですね)が囃し立てる。
カーニバルというのはそもそもが無礼講なので、かつてこの時期には奴隷さえも好きなことを言ったりしたりすることができた、という伝統がありますが、今の時代には上から下まで言いたい放題やりたい放題なので、カーニバルなんて不要なのに。因みに、こちらでは乞食というのは社会保障制度上あり得ないのですが、主にバルカン諸国(セルビアやブルガリアなど)のマフィアがいろんなタイプの障害者を連れて来て、大きな町で乞食商売をさせています。もちろん9割はマフィアというかシンジケートの懐に入ります。
昨秋にデュッセルドルフに行ったとき亭主が有名な菓子屋でお土産を買っている時、店の前に車椅子の乞食がいるのに気づいて陰から見ていると、スマホでしばらく遊んでいました。私と目が合うと慌てて隠しましたが、彼、多分歩けると思います。車椅子は商売道具でしょう。
「退廃」という言葉が浮かぶ今の欧州です。カーニバルはその象徴。