昨日は兄に頼まれていた庭の草刈りをやりました。お昼ごろ着いてピザトーストで軽く食事した後スタート。庭の柿の木をバッサリ切る。草刈り用の電動ノコギリで切り落とした枝をさらに持ち運びできるように小さく切った。紫陽花もバッサリ切る。兄に確認するとバッサリじゃなく高さ1メートル位にして欲しかったらしい。もうひとかたまりの紫陽花のほうは高さ1メートルぐらいにして刈り取った。
ドクダミを鷲掴みにしてちぎっていく。正午から6時間途中数回の休みを入れてほぼフル回転。そうだ思い出した。僕は伐採したり草取りをしているとやたらテンションが上がる。生き物を相手にしているせいだ。多分アドレナリンmax。玄関のほうにまわって、ブロック塀沿いの笹も僕の愛用の剪定鋏とノコギリで1.5メートル位に切りそろえる。大して広くもない庭なのに50リッター入りの袋12袋位になった。その他に枝を束ねたもの10束、笹を束ねたもの5束位出た。万事飽きっぽい僕がほとんど何も考えず作業をこなした結果だ。山と積まれた袋と草木の束は兄がごみ収集日に合わせ少しずつ出す。
80歳で独り身で動作が人の3倍かかるとは言え、目の高さなら家の掃除が行き届き料理も難なくこなし比較的健康、と言う事なら兄はまぁまぁ年齢から言えば一人暮らしは合格点なのかな。庭の手入れも去年までは自分でやっていたのだが今年はどうしてもその気になれず僕に頼んだと言うわけだ。(というか…今思い出したが去年もざっと草取りをしたのは僕だった!もうこんなことにいちいち驚いたりはしない、兄弟してぼけてりゃ世話はない)12時から始めて途中数回の休みを入れ体をタオルでふきながらクーラーと扇風機に当たり、沸騰しそうな血液を冷やしながら結局夕方6時までしっかりかかった。疲れた。
しゃぶしゃぶとうなぎとどっちがいい?兄が言う。体を拭いて下着を全部変えてから、近くのガストへ2人で行って鰻丼のダブル乗せ?を頼んだ。ファミレスで鰻丼…はじめての経験。熱い緑茶を飲んで、もちろん兄が支払いを済ませ、先に歩いて帰ってもいいと言う兄に生返事して満月を見ながら兄のペースに合わせて歩き、兄を送り届けて別れた。細かい筋肉たっぷり使った満足の1日だった。指先にドクダミの匂いが染み付いた、僕の両手はものを掴むためにあると思い出させてくれた1日でもあった。多少物忘れをしても…律儀さは変わらない兄に僕が断っても真っ白な封筒に工賃をはずんで渡してもらったことも思い出しながら、車窓から満月を見ながら、いつもは座らない空いた電車の座席に身を沈めた。
いつもながらのリアルな日常の出来事を楽しく見ています、この年齢になっても続く兄弟愛はめずらしいと思います。これはお母様の育て方、その背中を見てお互いに培った証拠でしょう、母親の愛情の奥深さ、尊さを教えてもらいました。