ビジネスで一番、大切なこと(消費者のこころを学ぶ授業): ヤンミ・ムン著 北川知子訳 ダイヤモンド社2010年8月刊
新しいビジネスの種の見つけ方、、と言う講座を今朝立石図書館に締め切りになる前に朝1番で申し込みました…一昨日その立石図書館でリサイクルになった本を今、読みました、それがこの本です。著者はハーバード・ビジネススクールの教授だそうです。 MBA課程、およびエグゼクティブプログラムで教鞭をとり、その優れた指導で多くの賞を受賞しているほか…と略歴に出てました。
お金がそれほどかからずリスクゼロに近くして子供や年寄りでもできる仕事を作るプロジェクト(ちょっと大袈裟ですけど)の立ち上げの時期なのでヒントをもらいたいと思い、読みました。
僕が1番興味を惹かれたこの本の最後に出ていたページ全文を引用いたします、「消費」に対する積極的な評価が面白いなぁと思いました。
175ページ
未来学者ジョン・ネスビッツは、情報社会においては、情報があふれているがゆえに直感がますます重要になると言う。マーケターとしての私たちの責任もそこにある。組織があらゆる場面で独創性を発揮し、人間の体験の全側面をとらえ、尊重し、称えるよう努力しなくてはならない。
むろんそのためには、私たち自身が世界を内側から体験する必要がある。私たちを取り巻く空気を存分に味わい、ニューヨークで、東京で、街角で、学校で、台所で……深呼吸するのだ。
慎重に思慮深く行えば、得られるものがあるだろう。隠れた消費や過度の消費、消費の否定から学ぶことがあるのと同様に、見せびらかしの消費からも学ぶことがある。消費は満足感を与えると同時に、いやいやながらの行動にもなり得る。消費は、軽率な行動にも、政治的な行動にも、恥ずべき行動にもなる。競争にもなるし、名札にもなる。実に多くのものになり得るのだ。そして、どんなときも私たちを啓発する。
差別化は手段ではない。考え方だ。姿勢であり、傾聴や観察、吸収、尊重から生まれる。それは何よりも、取り組みなのだ。そして、その取り組みを通して人々に伝える。「ええ、私たちはわかっていますとも」
まだまだ多くのアイデア・ブランドが登場する。間違いない。引用以上。
(この本は著者にとって最初の本だそうです。現在の活躍のほどは存じませんが、消費に積極的な意味を与えている、先きの引用文に、消費大国?「アメリカ」を感じました。
来年1月末近くの日曜日に2時間ほど、中小企業診断士が担当する冒頭の講座に出て参ります、最近のマーケティングの話がきけると思います、起業希望者の後押しに葛飾区も力を入れているようです。
広報誌、「かつしか町工場物語 葛飾ブランド 2020」(葛飾区/東京商工会議所葛飾支部)からの孫引きになりますが中小企業者の数では大田区、墨田区に続いて23区中第3位だそうです。… 8ページより引用…中略…東京都総務局統計部「2016東京の工業」によると、葛飾区は、都内23区で第3位の工場数(2,131工場」を誇る、日用消費財や生活雑貨などを中心とする下町工業集積地域の代表格です。
また、工場1事業所あたりの従業員数が少ない小規模の工場、いわゆる「町工場」で占められていることも大きな特徴です。かつては玩具のまちとして知られ、玩具に使用される多用な素材を加工する工業集積が、時代を経た現在でも区内工場の業種構成にも色濃く影響を落としています。そのため葛飾区は、金属、ゴム、皮革、繊維やプラスチックなどさまざまな素材をいろいろに加工・製造する町工場が数多くある、「町工場のワンダーランド」のような場所なのです。引用以上)
後継者…に対する支援はおっしゃるとおり本当にこれからだと思います、ご発言はぼくの良い刺激になりました、ありがとうございました!