恐るべし韓国企業:野口透著:扶桑社新書2010年12月刊
図書館が放出した本で、もらってきました。11年前の今頃の韓国の状況と世界の関係がバラバラにめくって、はぁーなるほどと感じました。護送船団方式から親方日の丸…株式会社日本…なんて言葉を思い出しました。国を挙げて追いつけ追い越せを地で行ったのが韓国、と言えそうです11年前。
180ページの最後のパラグラフをご覧ください
産業支援から為替誘導、税制に規制緩和、FTA、さらに企業家に対する特赦まで。韓国政府による大企業支援は、日本とは桁違いの幅の広さと深さなのだ。引用以上。
絶大な権力を持つオーナー経営者とそれをサポートする政府首脳陣が発揮するのはその即戦力と即応力。さらにM&Aを使って企業を巨大化していく、、それらを支える遠望深慮の一例を引用しておきます。
128ページ
サムスンの「地域専門家制度」
企業も、こうした若手社員のグローバル化を積極支援する。
最も有名なのが、サムスングループの「地域専門家制度」だ。世界中の国に若手社員を「地域専門家予備軍」として1年程度派遣する。
最初は、語学学校などに通うが、基本的にこの間の生活の仕方は派遣された社員に任せられる。都会で暮らしても、田舎で暮らしても、学校に通っても、自分で勉強しても自由だ。現地オフィスへの出勤の義務はない。もちろん、給与や生活費は支給する。ただ1つ「その国の専門家になれ」と言うのが条件だ。
帰国報告の論文を書かせるが、それよりも「自分で考え、感じる」ことで、その国に対する理解を深めることを重視している。
引用以上。
恐れ入ってくださったと思うので本のご紹介はこれでおしまいです、いつもお世話になります立石図書館。
(農産加工に関する本、リクエストした本が大量に届きましたのでこれをもとに葛飾区の創業塾の宿題をまとめますのでしばらくこのコーナーお休みにさせていただきます、また再開の折にはよろしくお願いいたします^_^)
あんまり長くお休みにしないで、できるだけすぐに再開して下さると嬉しい。だってこのコーナーで刺激される記憶がたくさんあるから。