週刊 新刊全点案内:図書館流通センター: 2020年3月31日号vol.2154
図書館のリサイクルコーナーにあったのでもらってきた。A4版の週刊誌の割には300ページもある。この号はいつもよりボリュームがあるみたいです。この本で紹介されている本は1650冊、、、って事は、一年間50週として年間50,000冊以上紹介されてるわけだ!オススメ本は★が3つまでもらえる。★がついていない自分好みの本を探す楽しみもありますね。
朝からパラパラこの本を見ていて途中でコーヒーブレイクを入れたくなるほど夢中になってページをめくっていました。
本のタイトルを見ているだけでもうさっきから何度もうなったり笑ったりしています。この後に紹介されていた本のタイトルだけ挙げてこのような週刊誌があることだけを紹介させていただきました。改めて本はワンダーランドだと思いました。いながらにして図書館の本棚の膨大な本の背表紙を見て歩くような楽しみでした。
29ページ △「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本 △ふりまわされない自分をつくる「わがまま」の練習 △お金がザクザクやってくる宇宙の錬金術
34ページ △超客観力 △中国人が読み解く歎異抄
38ページ △新選組検定公式ガイドブック最新版
48ページ △銀座の美人ママとダンディ弁護士の粋で鯔背な日本論
△中国は民主化する △嘘と拡散の世紀
76ページ △良質な質的研究のための、かなり挑発的でとても実践的な本
111ページ △最後の日まで笑って歩けるため息スクワット
124ページ △ 1分お尻筋を伸ばすだけで劇的ぺタ腹!
129ページ △家庭用オーブンで誰でも作れる日本一やさしい本格パン作りの教科書
132ページ △誰でも起業できる農産加工実践ガイド
(この本に類似する本を今図書館にリクエストしました8冊!)
139ページ △仁義なき聖書美術 旧約篇
158ページ △臆病ネコの文章教室
180ページ △エチオピアのご飯
(この本も図書館にリクエストしました)
203ページ △強欲「奴隷国家」からの脱却
206ページ △植物はなぜ毒があるのか
(この本は今立ち上げている野草クラブの申し込みがあった方がお話ししてくださいました…一位いちいと言う植物の実を食べすぎて、あとから人に毒があるから食べ過ぎると死ぬと言われ怖くなったと言う話をしてくださいました、死なずに生きていたのでこの話がお聞きできました)
228ページ △「明日からSlackを使って」と言われたら読む本(スラック… ググってみると、なんだかよさげなアプリです、仕事ですぐ使えそうな優れものと思いました)
(図書館も荒川も近くにあってよかったです。コンビニと小学校が近くにある地域は住み心地が良いと言う僕の考え…に付け加え…図書館と川が近くにあれば人生は楽しい…なんちゃって)
久しぶり(といっても4,5日ぶりくらい)のホンノキ、ということはしばらくお喋りしてなかったので、詰まらない数日でした。なので、今日はかなりグダグダと書いてしまいます、ご勘弁。いやあ、紹介して下さった内容、どれも、あ、そうだった、そうだった、と日ごろ考えていたことが蘇りました。
中国人が読み解く歎異抄。へーえ、中国人がねえ。これ私何年か前に読んだんですよ。というか、最初は聞いたんです、そのCDを。金内吉男の朗読で、私はこの人の声が好きなので(おまけに声優には珍しくグッド・ルッキングのおじさま)買って、ところが何を言っているのか耳だけでは理解不可能だったので添付の小本を読んだのであります。そしてこの歎異抄に触発されて倉田百三の「出家とその弟子」を読んだところ、こっちの方が面白かった。はて、中国人はどんな感想を抱いたんだろう。
銀座に美人ママの話ですが、私いつも、ダンディで世の中を冷めた目で斜に見ている有名作家や弁護士、要するにインテリの方々が、美人ママと一体どんな話をするのかと不思議に思っています。哲学・文学・社会学・思想史?そんな話にスムースに乗れて気の効いた受け答えができるママが銀座にそういるとは思えない。「わあ、素敵」「まあ、そうなんですか」「なるほど」「すごーい」程度の相づちじゃないの?だったら、あんたたちの奥さんで用は足りるでしょ、なんで高いお金を払って銀座へ。あ、美人だからか。不美人のやっかみはいけませんね。
劇的なペタ腹。これ憧れます。かつてはお腹の肉などに悩んだことがなかった私ですが、それが70の声を聞くころからいやでも気にかかるようになりました(多分それまでは気づかなかっただけ、気づいたときは遅かった)。筋肉がないので、別に太ってなくても上半身の肉が全部垂れてきて、ジーンズからはみ出す。え?そんな話聞きたくない?ごもっとも。
閑話休題で次は仁義なき聖書美術旧約篇。そうそう旧約聖書を題材にした西洋絵画ってごっつうえげつない絵がたくさんあるんですよ。一番多いのは「スザンナと長老」、スケベエ爺さん二人が水浴しているスザンナを覗き見て…出歯亀の古代イスラエル版です。聖書に題材をとった、といえばいくらでもイヤラシイ絵が描ける世の中でしたからね。あとは敵をべろんべろんに酔わせてその首を切り取る美しき未亡人ユディトの話とか。ドイツの画家たちもこういうグロテスクな絵が得意だったみたい。昔の人は聖書の物語を大義名分にして卑猥な好奇心や猟奇的な趣味を満足させてたんでしょう、週刊大衆みないな雑誌もなかったし。
一位の木。そうそう、この木には毒があるので、それで西洋では墓地に植えることが多いです。一説には、その毒のため狼や犬が死体を狙って墓を掘ることをしなくなるから、といいますが、あまり信憑性はないですよね。イチイって日本ではアララギともいうでしょう。明治の歌人はその同人誌にどうして毒の木の名前を付けたのかしら。と思ってちょっと調べると、その前身は「馬酔木」とある。馬酔木も毒ですよ。馬がその葉を食べて中毒でフラフラとなったから馬酔木、なんですって。イチイに話を戻すと。これの赤い実はとてもおいしそうです。小鳥は勝手に食べて赤い鳥になればいいけど子供たちには厳重に注意しておかないと。普通の家の垣根などにも結構使われる木ですから。