専門雑誌3種が立石図書館のリサイクルコーナーに置いてありましたのでいただいてきました。いずれもA4版に近い大型本です。
①園芸ガイド:主婦の友社発行2021年春号
②おはよう21:中央法規2021年4月号
③専門料理:柴田書店2020年3月号
3冊とも専門職、絞り込んだ趣味の人に向けた雑誌です
①の園芸ガイドにこんな記事が載ってました…スコットランド生まれの蒸留酒ジン、その名も「ザ・ボタンニスト」(植物学者、の意)について特集してました。園芸に関する本なのでこんな話題を取り上げているですね。
72ページ
イギリスだけでなく、今世界中で起きているジンブーム。原生地に自生する22種もの植物が由来している特別なジン「ザ・ボタンニスト」のストーリーをご紹介します。、、とありましてスコットランドのアイラ島は人口3200人ほどの島なのですがこの島の大きな魅力は、18世紀から19世紀に創設されたウイスキーの蒸留所がたくさんあること(同72ページ)、、だそうで、この島に生まれ育ったジムと言う人がその豊かな蒸留経験から美味なジンを分析した結果9つの植物を厳選しました。しかしアイラ島で生まれ育ったジムは「アイラ島色の濃い新しいジン」を作りたかったのです。そこで植物学者であるリチャード・ガリバー夫妻に相談して3年以上にわたりどの植物をジュニパーベリー(セイヨウネズの実、ジンに含まれる主要植物)に加えるかを検討いたしまして出来上がったものが冒頭に書いた「ザ・ボタンニスト」と言うクラフトジン、、、だそうです。まさか園芸雑誌にジンにまつわるこんな話が載っているとは思わなかったので、驚きました。1瓶4000円前後で買えそうですが僕はアルコール度数40度の同じくイギリス産の有名なビーフィータージンで我慢することにしました、値段は3分の1ほどでした。トニックウォーターで割って、家に来た方に振る舞おうかと思っています。
②おはよう21、、、は介護専門職の総合情報誌…と表紙にあります。認知症の「人」とのコミニュケーション6つのポイント、というのが特集になっています。
16ページから26ページまでの見出しになっているところを拾い出してみます。
1、その人の歴史を教えてもらおう
2、親しき仲にも礼儀あり
3、自己満足に陥らない
4、思い込みに気をつけよう
5、喜怒哀楽の感情を大切にする
6、本人の「思い」に着目しよう
6、を例を挙げて詳しく解いています、 、Kさんと言う方は昔お花の先生で活発に先生仲間や生徒との交流もしていた躾に厳しくプライドも高い方ですが散歩に出かけて帰れなくなったことで認知症とわかった方の例です。
27ページに、、思いに着目するとコミュニケーションは「深化」する、と小見出しがあり…最後のパラグラフに…
Kさんの事例からは、「思い」に目を向け、話を伺いながらかかわっていくことで、「凛とした自分でいたいという思い」と、「それができなくなっている情けなさ(自身への苛立ち)」が理解できます。家族もまた、しっかりしていた母の老いに不安や寂しさを強く感じており、風呂に入り、身なりを整えることで、少しでも元気な母に戻ってほしいと考えていたことがわかりました。引用以上。
まとめとして
情報伝達・事実の確認に偏らない。
自分の都合でなく「三方良し」の理念をコミニュケーションに活かす…とありました。
(この特集は認知症に限らず高齢者と話をするときのポイントともなるなと思いました、僕もこんな風に扱われたい)
③専門料理3月号の特集は発酵と熟成です
18ページと19ページにわかりやすく発酵とは何か熟成とは何かがまるで囲んで説明してありましたのでまるまる引用いたします
発酵とは何か…発酵は、ごく簡単に言うと微生物の働きによって食材の成分が変化すること。微生物が酵素の力で有機物を分解し、アルコールやアミノ酸などを発生させる現象を言う。うまみ成分や栄養素が増加するだけでなく、有益な微生物によって雑菌の繁殖が抑えられるので、食品の保存性を高めることもできる。発酵に関わる微生物は大きく分けて3種類で、乳酸菌や納豆菌、酢酸菌などの細菌、ビール酵母や清酒酵母といった酵母、麹菌(コウジカビ)やアオカビなどのカビ。食材とそれにとり付く微生物の組み合わせによって、さまざまな発酵食品が生み出される。なお、発酵と腐敗は科学的に見ると同じ原理で明確な違いはない。人間にとって有益か有害か、つまり美味しく食べられるか、体調が悪くならないかなど、人間の感覚によって区別されるのである。
熟成とは何か…食品における熟成のとらえ方は、「製造中あるいは製造後に、食品として風味を整える目的で一定期間、一定の条件で保持する操作」。「微生物の働き」で食材を変化させる発酵に対し、熟成は微生物に限らず、さまざまな要因による変化を指している。例えば微生物が発酵を終えた後に残った酵素や、食材自身がもともと持つ酵素による成分変化、食材内外の多様な成分同士の化学反応による変化、まわりの成分が浸透したり、形状が変わるなどの物理的な変化が挙げられ、これらが複雑にからみ合って熟成が進む。もちろん発酵同様、食材の風味や品質が向上していることが前提で、そうでないものは変質、劣化ということになる。引用以上
29ページには発酵を利用したノンアルコール柑橘クラフトビールやベリーや赤ぶどうを利用し、発酵させたノンアルコールカクテル、なんてのも紹介されていました、さすがプロ職人!
(先日のケービーシーのLINEトークでクレマチスさんが…ケービーシーは人材の宝庫ですとおっしゃっていましたが…僕もその真似をすると…葛飾区は、、モノはリサイクル品コーナーで格安で手に入るし、本は図書館に行けばタダでもらえます…葛飾区は本と物の宝庫です。あはは🤣)
あ、そういう意味だったのですね、了解です。
あくまでも本人の感情を平和に保つことを優先というやり方ですね。