舟を編む:三浦しをん著:光文社2015年3月刊
昨日。カルビ定食でビールを飲み、帰りに岡島書店で5冊ほど本を買った、、ドイツはどこへ行く?、反対語辞典、おいしいもの取り寄せ図鑑…和菓子、現代俳句類語辞典、舟を編む、、フネヲアム??、、5冊を束ね500円払う。兄の所へ向かう前の早朝のひととき、パラパラ読みだす、ふんふん…辞書編纂の話か…たまたま一緒に購入した辞典類との符合が奇遇だ。…兄の家に介護ヘルパーさんがではいりを始める最初の日の今日の早朝の電車の中で読もう、そういえば昔下駄箱だった今は本箱となっている狭い玄関の棚の一番下に…妙なことにいろいろな事典、辞書類が並び始めているミステリー)
34ページで…この本を読む…と決めた。エレベーターに乗って…人を観察するのが趣味という人物が出てきたからだ。似ている、ぼくに。
辞書ってこんな風にできるんだなぁと面白かったです。辞書の紙についてのくだり、ページをめくるとき一枚だけはらりとめくれる、そうやって目指す語句に出会う、、あーそうだよなぁと思います。
この小説を書くにあたって取材を受けた岩波書店の平木、という人が著者の人となりを簡明にあとがきに書いていました、平木さんが著者から取材を受ける時あまりメモをとらないのでびっくりしてそのことを他の人に話して回ったらしいです。そのことについて後から著者の種明かしを聴く… 330ページ、、
取材のときには、相手の表情やしぐさ、同僚とのやりとりなども見ておきたいので、メモは最小限にとどめ、取材が終わったら喫茶店に駆け込み一気に頭の中の情報を吐き出すのだ、と。引用以上。…納得できました、この著者にちょっと惹かれた理由。
(辞書はパラパラめくるもの…そして静かに閉じるもの…この小説もそんなふうにして読みました、所々チェックしました。所々に挿絵のような。石坂洋次郎のような?恋愛エピソードが乗っかっていてほんわかします。僕がやっていないことが2つある。あなたが好きです、という言葉を発することととラブレターを書くこと。主人公が書いたあんなラブレターだったら書いてみてもよかったかなぁと思いました…あはは)
ありがたいご想像ありがとうございます♪忘れました…ということにしていただけると、あ、あったのかもという想像もしていただけてぼくの顔が立ちます☹️