図書館を心から愛した男 アンドリューカーネギー物語:アンドリー・ラーセン=文 カティ・マレー=絵 志多田静=訳:六耀社2017年10月発行
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前回のイモヅルでデール・カーネギーの話が出てきて…もう1人のカーネギーを思い出し図書館にリクエストしました。僕が50年近く前に世話になったセミナーの講師が引き合いに出した鉄鋼王カーネギーのエピソードを思い出したのです…晩年…アンドリュー・カーネギーが、生まれて初めて鉄鉱石を手にした時…鉄ってこんなに重いものだったのだね、、と言ったとか😉
事の真偽はともかく、だからどうしたとは言い難い雰囲気があります、あはは。立石図書館に在庫がありすぐに、準備できましたと返事が来たので手にすると…絵本でした。巨万の富を手にしたカーネギーは祖国スコットランドに最初の図書館を作り、その後、世界中に公共図書館を作るための寄付を続けて2500以上もの図書館を建てていったといいます。多くは現在も本を貸し続けている。妻のルイーズは音楽を愛する人でニューヨークのカーネギー・ホールは妻と建てた、とあります。行動のもとになる志は、、若かりし頃家族とともに新天地を求めてアメリカのピッツバーグにわたって、働き始めた青年アンドリューに地元のジェームス・アンダーソン大佐という力のある事業家が土曜日の午後に、彼の個人図書館を開放してくれたことに端を発すると思えば、、子供ならずとも心動かされます。50年近く前の昔の恩人の言葉とともにアンドリュー・カーネギーの生い立ちを抑えた色調で静かに語るこの絵本に出会えて良かったなぁと思いました。
後気分→ご気分