2012年だったと記憶していますが、、、思うところあって、家の2階を若い友人たちに使ってもらうように仕組みました。母は心配してました。知らない人に貸して大丈夫かいお前、、、。
僕の興味もありましたが、母のためでもありました。仕事柄…日本家屋は人が出入りしていたほうがいいことを痛感していました。年がら年中空気を入れ替えておく。そうすれば外のちりやゴミを巻き込んでいやでも掃除しなきゃならなくなる。人が動けば空気が動く(日本家屋は呼吸をしているので風通しを良くしておけば家が長持ちする)
興味を持ってもらうように使う人がいろいろ組み合わせて楽しめる仕組みにしました。高さを変えられる机、いろいろな形に組み替えられるカウンター。木の丸椅子10個を用意して好きなように使ってもらう。
その頃、葛飾市民活動支援センターで知り合ったふっきーさんこと福原さんに声掛けして部屋の使い方を説明して好きなように舞台を作って(ちょっと大袈裟ですけど)使ってもらうようにした。コの字型のカウンターを組んで飲み屋さんごっこもした。
あ、ふっきーさんのこと。あの頃彼は葛飾市民活動支援センターを辞めてフリーで市民活動をしていた。彼はユニークで衝撃的でした。水俣まで行って地元の方と芝居作りまでした経験をお持ちでした。支援センターを辞めすぐに、葛飾まちづくり劇場と言うのを立ち上げ精力的に活動していました(その後僕もスタッフの1人として誘われました)町歩きの一環としていつの間にか僕も出演?していた。僕が話した立石の昔話の内容を、僕の語り口のままにふっきーさんが演じて見せた。ぞっとした。ふっきーさんは一瞬ぼくになっていた。
彼の街歩きにぼくの相棒も誘って参加してみた。呑んべえ横丁の飲み屋街のママの連中の昔話を物語に仕立て女振りもよろしくマフラーを肩にかけ口真似をするのでもないのにそこの店のママが乗り移る。
(後で彼が如月小春と言う脚本家について勉強していた人だと知る、なるほどね、どうりでうまいわけだ。如月小春といえば昔テレビで見た印象は歯切れのよいくっきりした男女同権の闘士みたいな人でしたよね。ふっきーさんは彼女からふくちゃんと呼ばれ一目置かれた存在であっただろうと彼のブログから勝手に想像しています)
彼の友達もユニークな人が多く彼のおかげで何人かは僕の知人ともなりました。今いろいろな方が一気に思い浮かびましたけど、漫画家のかつしかけいたさんも、画風通りの飄々とした雰囲気のある方でふっきーさんともS F さんとも親交があり、面白い企画に絡んでいらしたと思います。
2階の4畳半の方を秋山さんの額縁製作室として使っていただき始めたのもこの頃だったと思います。
家に若い人が出入りしてもらう事は、当時、ベッド周りが日常の全てのようになっていた母の生活にも良い影響があるのは間違いないと思っていました。図星でした。秋山さんや福原さんや若い人に母のベッドまで来て母に挨拶して貰いました。母の顔がみるみる明るくなりました。大成功。ぼくの気も晴れました。
母が亡くなってから家の2階は通常通り何人かの方が使っていただいていました。僕は1階の片隅でカーテンを引き、母が使っていたベッドに寝ていたのですが夜中、ぼくが目を醒まさないように抜き足差し足で2階の人が下に降りてきて。台所で何にやらもぞもぞしているのです。
いっそドタドタと降りてきてもらったほうがぼくとしては…あー気を遣ってなくて嬉しいなと思ったのに…やけに気を使われて今度はこっちが気を使うようになっちゃいました。
その頃すでに立石の再開発の話が進んでいました。母が亡くなって3ヶ月後位でしたでしょうか仮越しの家があってもいいなと思い不動産情報を調べますと奥まった路地の売れそうもない物件が目に入りました。数百万+ちょっと。大手の不動産会社の人に電話をし翌日現地で待ち合わせをしてその日のうちに即決しました。(リフォーム済みで1年位借り手がつかない物件でした、都内でこの値段、新築するにはマッチ棒のような家しか立たない、そのことも僕の中では了解済みでした、僕も宅建あり大体の事情は知っていましたが、不動産鑑定士の甥っ子に聞くと…奥まった、狭い旗竿地、限りなく無価値、あはは)
大手、東急不動産のSさんに、、(買いますから)お話、進めてくださいと返事すると、、、あの…決定ですか? はいお願いします!
(その彼にその後も仲介してもらい残りのお金をはたいてさらに小さな物件に当て、現在に至っています、余談)
(昔賭場にも出入りしていて、見切りを大切にしていた父が言っていました。物は自分で値段を決める。その伝で行けば、物件を見たらまず自分で値段を決める。その値段に合えば買う、合わなければ買わない、早い者勝ち。
その教えに従い、首尾よく決定し、ぼく自身、ファイナンシャルプランナーとしての作戦(実質上のマイナス金利現況、及び小さな物件は流動性が高いので必ずしも固定資産と考える必要なし、私見)にも適い(かない)、結果オーライでした。
(当時、ぼくのやり方をそれとなく見ていたまわりの方たちから、有効な投資先に関する意見を求められましたが極小住宅は狙い目なんですがなかなか市場に出ないし入手も運用も難しいので、ロングホールド(持ち続ける)を条件にアメリカ長期国債(当時条件をクリアしないと買えない)をお勧めした記憶があります。
アメリカは潜在天然資源が豊富(アメリカを1つの企業と見るとファンダメンタルズがしっかりしている、私見)なことに目をつけ、当てずっぽうでお伝えしました。(たまたまですけど…今ニューヨークはダウ平均30,000円以上です、久しぶりの新高値、昨日の下げはあげすぎた反動含みとの兄の見解)
すいません今ちょっといい気になってしまいました🤪いい気になるとろくな事はありません、反省。3日前、入り口の前で夜、自分で移動したブロックにつまずき、転んでしまい痛い目に合い、メガネが顔面に少し食い込み傷が付きました、顔面のほうに。またまた余談でした、あっ、慌てん坊で今思い当たりました🤭昔お得意さんたちに…とにかくあの人は忙しい…と言われていたことに合点がいきました、、、
あの話をしていたかと思うとこの話、この話どうなっちゃうのかと思うと次の話、お客が何か話そうとすると肝心なことだけ聞いたらはい、さいなら、少しは落ち着きなさい!僕は多動性何とかと言う病気^_^ 1つところ、1つの話題にじっとしていられない、小島さんと言う女性のアナウンサーがやっぱり僕と同じらしく、病名?を告白してましたけど…あれはぼくだ、、、歳をとればそんな自分自身にも慣れてくる、最近は周りの人とそんなに違わない、と本人は思っている)
おっとっと、かつしか奥戸サロン、について語り忘れてました。さっき触れた引っ越しの件ですがまだ続きます。立石から奥戸に引っ越して、8ヶ月ぐらい後にまた引っ越して(なんとなく虫が騒ぐので不動産情報を調べたら、東急不動産から売り出しに出たばかり物件を見つけました。前回お世話になったSさんにつなぎをつけ、即決して今の東四つ木に移りましたが、奥戸のその後の話がありました。
奥戸が空き家状態になるのもなんだなと思い、ものはついで…こっちも家を開いてしまえ、とばかり少し改造しました。1階を土足で入れるように立石で不要になっていた、板のカーペットを敷き詰めたり、丸椅子を数個用意したり、お隣から机を借りてテーブルがわりにしました。ちまちま子さんたちのグループに2階をちらっと使っていただいた後、うまい具合に野村さんがお酒の講座で1階を使ってくださることになり、野村さんのブログでそれを紹介していただきました。良い宣伝になりました。開放して良かったなぁとつくづく思いました。
2階はびすけっとクラブ(この親睦会については後日のブログで少し触れます)のペガサスさんこと、山口さんに健康関連の教室として使っていただきました。その後秋山さんにも相談し、秋山さんが1階をリフォームしてまた少し雰囲気が変わりました。しばらくして2019年3月をもって立石も奥戸もぼくの都合で閉鎖することになり皆さんにご迷惑をおかけしました。その後、立石は秋山さんと話し合い、事情の許す範囲で、家賃をもらう条件での継続、のお話があり、今に至っています。
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最終更新: 2021年2月27日
動詞マニア 気が晴れる 016
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喧嘩でパンチくらったような傷ですよ だいぶ薄くなってきました、髪の毛じゃないですよ、傷の赤みが、あはは。
奥戸サロンの野村さんのワイン講座にはお世話になりました。
好事魔多し。メガネの傷お大事に。
一人だけど一人じゃない暮らし、はい、願わくばそうやって暮らしていきたいです。今いい空気を吸い込んだ気分になりました、ありがとうございました😊
自分の日本の家が純和風なのでよく分かりますが、ほんとに生き物みたいに呼吸している。これを締めきっていると家が可哀想なので、月に一度お金を払って、雨戸を開けて軽く掃除をしてもらっています。工務店に依頼したら、そこの左官さんが暇なときにやってくれているそうです。朝戸を開けて、夕方閉めるまで、昼寝したりお茶飲んだりしているらしい。糖尿病の持病があるので、お酒はだめ。
家の中に人がいると何となく安心しますよね。私も子供のころから、遠くで祖母が呉服屋さんなどと世間話をしているのが聞こえてくる中で読書・お絵描きをするのが好きでした。近所の従姉妹も出入りしていて、庭で弟妹と遊んでいる声がする。自分は滅多に仲間に入らず、その様子が何となく分かるだけで満足でした。都会には都会の、田舎には田舎の、「一人だけど独りじゃない」暮らしがあるものですね。