9月25日(月) 晴れ予報
兄がコロナで入院中なのですが回復することを前提にまずはケアマネさんにショートメールを通じて状況説明とお知恵拝借からスタートします。
何とか歩けた状況から…歩けなくなるとたちまちその環境変化に対応するためには、、現状、自宅ではマンパワー不足で動きが取れなくなります。
最近の事情が皆目見当がつかないのでケアマネさんをつかまえてどんな資源が使えるのか、そこからお勉強です。
その逐一をこのコーナーでアップしていけば面白いと思うのですが僕自身本来自由時間がたっぷりありそうで、意外と不自由なのは…自分自身が遊ぶためにいろいろ着手してしまったためです…これを自業自得と認めると僕が苦しくなりますのでそれはしたくない。
そんなわけで、こんな時に限って先約もあったりして、1人何役もこなした昔を思い出し「にわか現役」に戻り、時間をやりくりし、まずは兄の現状把握と使えるマンパワーと施設の調査からぼちぼち着手します、、そこからかい?!
こうなるのはわかっていたので家族LINEで再三再四、いざとなったときのリスク管理、普段から制度を使って使えるマンパワーのフル活用、任意後見人の適任者を見つけることなどを口を酸っぱくして言ってきたのですが…本当の「現役」連中は今回のように切羽詰まらなければ、一向に動かない… 未だスイッチが入っていない状況、スイッチを入れようにもそのスイッチを合理化してとってしまっているのでスイッチの設置から着手、、と大げさに言っておきますと、少しは僕のガス抜きになります。
本人の現状把握能力はいくら頑張っても落ちていくばかり、、歳をとれば誰でもこうなると観念するしかない。
そんな事を今更あげつらってもこちらのストレスはかえって上昇、まずは腹ごしらえが先決。
妙案は無いので今日から少しずつジタバタいたします。どうなることやらです、、こういう時は笑うしかない。
と言うわけでしばらくこのコーナーは「あっさりしたご報告」だけになりますがよろしくお願いいたします。
僕が倒れたらどうするのと連中を脅かしておきました…人を動かすための頼りになる原資があったって自前のシステムがなければ作動しませんよね…本来そのシステム作りはさっさと着手できた、、ま、愚痴は、今日のところはここまで…
このコーナーも、やっと最終コーナーにたどり着けそうなのに、こんなことになるとは、、トホホ、、ま、笑っておきますか…あはは😅
日曜日から今日水曜日まで出かけていました。夫は月曜日午後から火曜日午後まで北方の大学(ハノーファーから100キロ南)で学会があり、ここから700キロを一気に、というのはいくら何でもジイサンにはきついので、途中にある夫の田舎で一泊し、昼前に夫を送り出して彼がそこに戻るまでの2日近くを田舎の家で一人で過ごしました。
時間がたっぷりあったので読みかけの本を終えることができ、新聞記事も読み直し…と私にとっては望ましい暮らしでしたが。近所に住む義姉の様子を見に何度か出かけ、そこでいろいろと考えさせられることがありました。
シャープな人だったのに、すっかりトロンとした感じになり、同じ質問を何度もする。答えてもすぐ忘れる。87歳という年齢に加え3度ほど発作を経験しているので無理もないのですが、それにしても家政婦の女性の忍耐力には感服します。前に触れたようにポーランド人女性が交代でやってきて同じ家に住み、何かあったときには親戚や病院に連絡するようになっているので、大きな心配はないのですが、問題は義姉が彼女たちと家政婦さんとの分業を理解していないことです。
家政婦さんと言っても、ほぼ後見人に当たる任務を任せてあるのですが、彼女の仕事は原則掃除洗濯と料理で、義姉の軽い散歩や用足しや定時間の薬摂取に関しては介護のポーランド人の役割です。
それなのに、お茶を持ってこいとか、お腹が空いたとか、家事を介護士に頼むかと思えば、家政婦に毎日の体操の相手をさせる。(火曜日は私も運動に付き合いました。) ちょうどポーランド人のモニカとミルカの交代の時期に当たっていて、家政婦さんが飼っているラプラドール犬が生んだ7匹の子犬の一匹をモニカがもらってポーランドに連れて帰るというので、日曜日の真夜中に彼女の夫が迎えを兼ねて車でやってきました。
あとはミルカが交代して介護することに決まっていたのですが、モニカ夫婦が数日義姉の家にいるのをよいことに(ご亭主は長時間運転で疲労困憊だし、家は大きいので部屋はいくつもあるから)、義姉が本来はフリーのはずのモニカを呼んで何かと用事を頼むため、モニカはちっとも休めない。ドイツ語のできないご亭主の世話もできない。
それで、家政婦さんと相談して、私たちの家を数日モニカ夫婦に明け渡すことになりました。近所だけど義姉が一人で行くのは無理だから、これでモニカと彼女の夫は呼ばれることなしにゆっくり休める、というわけです。
分業や責任分担をきちんと説明したはずなのに、結局は理解できていないので、家政婦さんも介護士さんも引っ張りまわされています。そこへ、よくない親戚が音楽学校に行っている娘にバイオリンを買ってくれと言って来たり、一族で食事に行こうと誘ったり(もちろん義姉の支払い)、洒落のめした絵描きが絵を売りに来たり、家政婦さんは彼らを追い払うのに大変なエネルギー消費を迫られる。「無駄遣いをやめて下さい、でないと私はもう来ませんよ」と彼女が叱ると義姉は泣き出し、弟であるウチの旦那に電話して来る。
ねえ、外国でも、先進国のはずのドイツでも、老人問題はやっぱり深刻だってこと、分かっていただけるでしょう。