9月18日(月) 快晴予報
ジャン・ボードリヤール:リチャード・J・レイン著::塚原史 訳:青土社2006年4月第1刷発行
1929年生まれのフランスの哲学者、2007年に亡くなっている。
現代思想ガイドブックシリーズと本の表紙に書いてある通りガイドブックであるので甘く見て読出しました。
通読してショックだった事は、、しっかりした現実がなければ幻想すらできない、この哲学者の言葉でした。
湾岸戦争、9.11ワールドトレードセンタービルの崩壊などのテレビ画面を思い出します。
3·11の東日本大震災の信じられない光景もテレビに映し出されました。
現在もロシアとウクライナの戦争でロシアの戦艦がウクライナ軍によって攻撃されたとかスマホに流れます。
現実なんですよね。
この哲学者は現実の危うさを問うているのだと思いました。
恥ずかしいことですが…ウクライナ軍によって損傷を受けた戦艦、について僕が考えた事は…これでまた戦艦の需要が増える、、何人のロシア人が亡くなったか、と考えたのはその後でした。僕はロボットに近づいているのか?
(アメリカの都市はディズニーランドである(現実離れしている)、、というようなことも言っているようです。
僕はこれを飛躍して考えて…現実はまるで幻想のようである、人間はどう振る舞えばいいのか、、とという問いとして、受け取りました。
これから世界中に散らばってゆくモダンな都市、を幻想しました。
人間が正気を保ってその中で暮らしていけるのだろうか?
ところで正気って何?
(昨日の夕方勤労福祉会館で行われたエチオピア新年会に出席してきました…コーヒーセレモニーでコーヒーを味わい…引き続きパーティーが始まったので…パーティーは苦手なので失礼します(ほんとに失礼!)と仲間に伝えたところ…パーティーに出す食事を手際よく詰め合わせて持たせてくれました。
家に帰ってビールを飲みながらそれを食しました、おいしかったです。インジェラというエチオピアのパンが余ったので、冷蔵庫行き。今日の朝食に食べます)
ディズニーランドはTDK(東京)で施設建設に関連した仕事をしたことがあり、ロサンゼルスにも行きましたが、アメリカのこの種の側面(エンターテイメントとかスポーツ)はつくづく自分には合わないと思いました。後に英国の人と話した時、彼がディズニーランドをcultural Chernobylと呼んだので「なるほど」と思いました。文化的にどうしようもなく破壊され汚染されたところ。古き英国人の方に親近感を覚えます。