7月30日(日) 晴れ予報
空き家対策、外国の例を知りたくて図書館から本を借りてきた。
世界の空き家対策(公民連携による不動産活用とエリア再生):米山秀隆編:学芸出版社2018年9月初版第1刷発行
フランスは法律を現況に合わせ、まめに対策を立てている。イギリスは空き家に対する課税を地方自治体に任せるなど柔軟な対応。韓国の事情は日本に似ているものの対応は日本より先行している。
ドイツでは賃貸住宅が多くその他の住宅でも古い家を改修しながら使っているということらしい、ちょっと耐用年数の取れる耐久消費財のように住宅を考えている日本と大違い。
いずれもお国事情に合わせているところはそれぞれですが税金のかけ方に特徴がある。自治体あるいは国に法律の改変によって強制力を持たせ、空き家を含む地区の改修を積極的に進めている国が多いようだ。
引き続き空き家について考えていこう。東四つ木の家はとりあえず空き家ではない。すでに新しい動きがあるのかもしれないのでそちらのほうもあたってみたい。
一昨日…図書館の推奨本コーナーに1人の小学生が立ち尽くしていた。というか立ち尽くしているように見えた。結局見つめていたその本は手に取らずじまい。僕はその本を借りてきた。
世界は自分1人から変えられる(貧困と環境破壊をビジネスで解決した男の物語):阪口竜也著:大和書房2017年8月第1刷発行
アイデアマンで行動力があり気力体力充実していてリアリスト。この本を読まずして立ち去った小学生は本を読まずに本の内容を読み取ったような気がした。今の私には無理…そんな声が聞こえたような気もした。それって大人の声でもある。
僕はこの人が勧めるオーガニック化粧品を老人に、それも男性に販売しても面白いなぁと思いました。それをきっかけにコミュニケーションを復活させる。老人のシワは若々しく復活しないけれど、若々しくいようとする気分は復活するかもしれないから。
貧乏を考える会、という会を発足させようと思い立ちました。そんな暇人いるかなぁと思いますが呼びかけてみる価値はありそうです。貧乏は恥ずかしくないけど不便だと言った野球監督がいらっしゃいました。現実は…貧乏は恥ずかしいと思っている人がほとんどだと僕は思います。だから、この監督の発言の意味を考えることからスタートしたい。
(ここ2、3日適当なことを思いつくままに書きつけていますが、気分が上向いているときに口からでまかせを書いておかないと、まかり間違って好いアイデアのヒントを失うってしまうかもしれないと思っているからです、おせっかい焼きや志村けん演じるところの変なおじさんみたいな人がいないと世の中変になってしまう、というかもうたっぷり変な世の中になっている、、働き口がない…あってもグレーかブラック、これって変な世の中です)
ドイツは今深刻な貸家問題を抱えているんですよ。2015年の自称難民の殺到と2022年のウクライナ紛争での戦争難民(でないのもいるけど)の到来で、住居が足りない。それで使っていない家があると、強制的に接収される。今の世に私有財産の侵害なんて、こんな政府の暴挙が通用する国、それがドイツ。さすが国家社会主義ナチスの国と言いたくもなる。
で、怖れをなした家の所有者は、子供や孫を分散してそこに住ませ、場合によっては夫婦別居という形でとにかく空き家にしないよう苦慮する。結果、大幅な貸家不足が生じ、住まいの値段が高騰。困っている人たちの中には学生も少なくありません。
貸家の貸主はなぜかブルジョワとされていて、彼らにもなかなか制限が課されるため(家賃を払えない人を追い出すことはできない、など)、貸家そのものが減り、昔は大半のドイツ人は貸家住まいでしたが今はマイホームが増えてそのことも住宅価格を高騰させています。最近までのゼロ金利の時代には、それが建築ブームを引き起こし経済に貢献した側面もあったけれど、このところの金利高で住宅着工数は激減してしまい、さあ、難民の避難所はないわ、学生が借りられるアパートもないわ、庶民は賃貸料の高騰に苦しむわ、マイホームは無理だわ、で、混乱を極めていますが、多分日本のメディアのドイツ礼賛は止まず、こんな実態を報告する新聞や雑誌はないんでしょうねえ。