4月30(日) 雨予報
兄によると、高齢になると1日は長く1年は短い…とか。僕は1日が短いです。その割にひと月は長い。やっと今日で4月が終わる。
1日が短い理由はわかります。歩いたり本を読んだり泳いだりしているとあっという間に時間が過ぎて行きます。動物、とはよく言ったものだなぁと思います。きっと僕らは動いてなんぼの生き物なんだと思いました。
プールの顔見知りの方から何か聞かれました、左耳に口を寄せてもらって聞き取ると、、いったい1日どのぐらい泳ぐのですかというご質問、、疲れているときには少しだけ、疲れていないときには疲れるまで泳いでいますとお答えしました。ですが、正直言うと、基本的にはあまり疲れません。疲れないように泳いでいるからです。
とはいうものの…頭も体も気もそれほど使っていないわりによく寝られるところを見るとやはり適度な刺激は受けているようです。
先日も申し上げましたけど、歩いているだけで面白いです。つま先をきちんと上げて体重を両足の交互に移動していく。前方50メーター位先を見てまっすぐ歩く。ちょっと様子の好い美人が通っても知らんふりをしていく。そのかわり道端のきれいな花が気になれば立ち止まってよく観察する。下町はどこの家でもちょっとした場所があれば植木鉢を置き花を飾りますので散歩が楽しいです。
昨日、立石図書館のゆず屋で珍しいものを見つけました、早速、壁に飾りましたので、写真に載せておきます。図書館のリサイクルコーナーにバーテンダー必携の数千円もするカクテルブックが置いてあったのでこれもいただいて参りました。犬も歩けば棒に当たる、というか大当たりでした…あはは🤣
「ふところがい」とか「はなびらたから」とか、冗談みたいな名前なので、これは何かのパロデイかと思ったのですが、いや、しじみもあればあさりも。そういえば、貝って昔はお金の代わりだったんですよね。だから買うとか賄うとか、商売には貝へんの字が多いんだ。
暮らす、という言葉がありますね。この意味に気づいたのは「消光致して」という言葉を父親が書いているハガキに見たときで、「どういう意味なの」と訊くと、その日その日を暮らしていくことさ、という返事でしたので、そうか、私たち人間はみんな一日を暗くして「暮らし」、光が消えることで一日が終わるんだ、と認識したのでした。