3月7日(火)快晴予報
顎の下の傷の体液の滲出も今朝起きたら止まっていた。とりあえずインスタントコーヒーを飲んで、さてと…
階段のきしみに気がついたので小さなビス1本で止めた。階段上の合板の突き板がめくれそうになっていたのでこれもビス1本で止める。
メモの中から新聞のコピーが出てきた。「生き延びて、耳をすます」というタイトルがついた日経新聞の2022年5月15日、日曜版の文化欄の東直子(ひがし・なおこ)という歌人、作家の記事。
第一段落で雑談の効用?ついてちょっと語り、第二段落で自作の歌を披露している…
実物に会えた不思議な
興奮を普通の人に感じ
ておりぬ 東 直子
雑談の後の疲れについても語っていて、、興味深いです。
僕はこの記事をつらつら眺めながらはたと気が付きました。僕が今人と会いたくない理由。会いたくないのではなく会いたいのだと気がついた。気配を感じたいのだと思いました。そもそも人と会う事は僕にとってあまりにも情報が多すぎて疲れます。それがせめてこの1年静かにしていたい理由。その後の事は知らない。
階段のきしみを直した理由もわかった。軋みがうるさいのではなく、気配を感じる際の雑音を消しただけのこと、、なんちゃってこじつけかも…あはは。
耳鳴りも耳の遠さも春気配
陽はラルゴ小夜鳴鳥の歌ふ谷、、ちょっと饒舌なオルゴールが聞こえてきますね、、サヨナキドリの命名に余韻がありますね、ヒワラールゴ♪美しいスペイン語のようです…なっちゃって、ゆったりした日没にぴったり😌
階段のきしみ、それに耳を傾けるいちまるさん。知恩院と二条城の鴬張りの廊下を思い出しました。これ、以前には「泥棒除け」の仕掛けと言われていましたね。修学旅行で見学したときもそう説明を受けました。調べると<鶯張りの音は、床板を固定する「目かすがい」と釘が経年劣化によって上下することで生じる音>なんだそうです。それが分かったのはごく最近になってからですって。
修理すると音が出なくなった床もある、ということで、ビスで停めてきしまなくなったのも同じことですね。
ちなみに英語では「ナイチンゲールの床」と説明しているんだそう。ナイチンゲールって、小夜鳴き鳥っていうんですね。とっても可憐な声で鳴くんです。亭主の田舎には晩春の日暮れ時からこの鳥が鳴く場所があって、私は一人勝手に「小夜鳴き鳥の谷」と名付けていました。いちまるさんのお宅でその声が聞こえるのもロマンチック。あ、もう修理しちゃったか。
・陽はラルゴ小夜鳴鳥の歌ふ谷 びすこ
晩春・初夏の日没はほんとにゆっくりしていて、ナイチンゲールが「早く暮れてくれよ」と言わんばかりです。
顎の傷、お大事に。