12月20日(火)晴れ
昨日兄と定期会合会食の後、玄関横を整えるための瓦の調達交渉に近所の瓦屋さんへ行きました。室内の蛍光灯の明かりが見えましたのでいらっしゃる事は明らかなのですが何度もお声掛けしても返事がありません。通りがかりの方が声をかけてくださったので事情を話した所、玄関内に入り代わりに交渉してくださって…交渉成立、10個ほど分けてくださることになった。金額を確認し明日の夕方つまり今日、受け渡しということになりました。ご高齢で歩くのが難渋という事ですので他のご家族の方が立ち会いくださるのだろうと思います。屋根の上で雨露をしのいでくれる瓦が、今度は足元の殺風景を地固めしてくれる。うまくいきそうです。
午後3時ごろ約束していた訪問者2人が見えました。家の中を一通り見ていただきお茶を飲んで歓談しました。お帰りになる時、あー楽しかったとおっしゃってくださったので僕もほっとしました。
旧宅から作業場へ持ち込んだ家具のおかげで旧宅のほうもだいぶ片付いてきました。スカスカ感が気持ち良いです。あとは油断して頭の方がスカスカにならないように注意すれば、当分はまだ使えるかなと思いました…自分自身のことです…あはは。
(今月は「使いでがある」(決まりきった時間内の行動にしてはいろいろ片付いて行く、、というか片付けるものを最小限にすると最初に決めた…「空き家にそのまま住むイメージ」の設定がうまくいって機能しているせいだと思いました、つまり余計なものを作らない、おかない、収納庫の中も空っぽにしておくイメージで、かつ、穴のあいたズボンにツギを当てるように…つぎはぎだらけの家でも良い、完成形にしない、半製品のまま暮らす、中ぶらりんのまま暮らす、、結果、家の有り様は心の有り様を表現していくことになるある種の作品、あはは🤣)
東西の装飾を兼ねた瓦と水の落し口…発想の根が同じようで興味深いですね、思わず笑ってしまうユーモラスな句、刻々と変わる彫刻の陰影の効果に今立ち会ったような歌、恐れ入りました😉😌
四ツ木地域には近所に瓦屋さんがあるのですね。
2020年12月にkbcのメンバーと日暮里・上野・浅草ツアーをしたときに上野寛永寺の庭に根本中道の鬼瓦が保存してあって圧倒されたことを思い出しました。https://photos.app.goo.gl/d6KRGxBMfkxzB3FaA
このホームページの写真ページにもアップしてあります。
https://ekisai2014.wixsite.com/kbc2020/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E5%86%99%E7%9C%9F
自己満足じゃなくて、自負。青と灰色の煉瓦、ちょっとポルトガルっぽいかな。
現代アートですね❣️恐れ入りました😅
ここ数年の写真を見直していたら、自宅裏の新しい庭に置いた瓦の写真が見つかりました。庭のことを思いついたのが遅かったため、2020年晩秋に私が日本を離れたときはまだ完成していなくて、あとを義弟に頼んでドイツに戻りましたが、その後義弟から「こんな風になりました」と送られてきた写真です。
先に書いた左官さんのことを調べて、何と今はお孫さんの代が活躍していることを知りました。お祖父さんに当たる人は「団塊世代」でした。昭和は遠くなりにけり?いえ、連綿と続いているのが嬉しいですね。
瓦に利用法はいろいろあるのではないでしょうか、瓦塀もあるし、花壇の縁取りに石の代わりに使うとか。郷里の市内にはまだ瓦屋さんがあります。西日本で最良の瓦は淡路島産だそうです。淡路島には最近まで世界的に有名な左官さんがいました(何かの雑誌に出ていた)。
不要になった瓦は一部まだ物置に保存しています。15年近く前に屋根をふき替えたとき(シロアリのせい)、棟の端の家紋付き瓦(鬼瓦ではなかった)をどうするかと言われたので、前に話したようにこの家は別の家族が建てたものでわが家の紋ではなかったため再度使おうとは思わなかったのですが、これも保管していました。一昨年に裏の50坪ほどの畑を庭にしたときに、庭造りの建築士さんがこれを庭の飾りにするといいと言ったので、今使っています。ほうら、何でも捨てればいいってもんじゃないでしょう。古い物は再利用されるのを待っていると思いますよ。