12月7日(水)晴れ
昨日とりあえずカセットコンロを持っていってお湯を沸かしインスタントコーヒーを飲んだ。とりあえず儀式が済んだので帰ろうと思ったけど…釘だのいらない配線を取っ払っているうちに面白くなって、気がつけば1時。先日行った寿司屋で寿司を1人前食べ、近くのパン屋を通った時中に喫茶コーナーがあることを発見。知り合いでも来たらここでコーヒーを飲めば良い。
昨日の夜お片づけクラブ問い合わせがあった方から電話があり今日の2時にお友達と僕の家に来ることになった。
家に来て整理の仕方を見ていただくのが1番手っ取り早いと僕は思う。経験主義者の僕が言うのもなんですが、事例をいくつも、持っていたり、知っていれば、経験を超えることもあると思う。A4のケース管理とか、ユニクロ式の洋服の積み上げ方式でどれだけスペースを圧縮できるか、椅子に座ったときの目の高さ120センチを超えるものを部屋の中におかないことでどれだけすっきり部屋が広く見えることか見ていただけると思う。見通せる対角線が長ければ人間はその部屋は広いと勘違いする。同居人にも見た目の「すっきり感」を演出してあげれば、文句を言われることも少なくなること請け合い。兄姉が、結婚を機に家を出る時残していったものや母の衣類の整理の仕方(持っている洋服類を全部写真に撮っておいてアルバムにして、探している洋服を写真の中から見出し指差せば…それを僕が取り出してあげるというやり方)が今につながっていると思い出した。
新居の床下(上板の下の空間)は結構あるので非常時の常備品置き場やワインセラー(酒類の保管庫)として使えるので、床を補強する時一工夫が入りますが工事そのものは簡単な細工です。
古い家の修理をする場合の肝心なことが1点あります。それは現状維持で問題がない場合それを維持することです。人間と同じです。古い人間は動いている限りあちこちいじらない、古い機械も同じです…動いている限り、直しすぎない。そうすればダメになる時あっちもこっちも同時にダメになる…あはは🤣
トイレを出たところにある昔懐かしい小さな洗面容器の下のU字型のトラップパイプから水がボタボタ漏れていました。どうりで蛇口の栓が使えないようにガムテープが貼ってあったわけだ。これぐらいは僕でもいろいろな種類のパッキンが残っているので直せる。こんなことすら楽しい。
今日も朝1、2時間だけでも新宅の整理に行こう、毎日少しずつやることが整理のコツだと思う。いっぺんに慌ててやらない良い点もある。少し時間をおいて判断したときの判断が良いことが多いからだ。問題点をたくさん見つけておくこと…それを保留にしておく事も僕のやり方だと思った。自分がが今までどうやって行動してきたかを再認識することにも、反省にもなっている。さて昨日半値で買っておいたお弁当でも食べることにしよう。
世の中断捨離ブームで、古い物を持っていることが悪いことのように言われてきたので、私も捨てられる物は捨てようとしたことがありますが、それぞれの家にはそれぞれの事情・特徴があって、例えば我が家では物を置く場所に事欠かない。蔵の二階はほとんど空だし、米倉もガランドウで友人が「ここ、ギャラリーにしたら」などというくらい。捨てりゃいいってもんじゃない、変えれば良くなるわけじゃない。そう、人間と同じです。
今一番後悔しているのは蚊帳を捨てたこと。都会のマンション暮らしでベッドしか知らない妹の孫たちが来て「畳の部屋で寝る!」と大はしゃぎでしたが、夏に来たら蚊帳を吊ってみせるとさぞ喜んだろうにと、別に邪魔になるわけでもない、自分にとっても思い出のある品を、ただブームに乗って処分したことを悔いています。