あの人についていくと…何か面白そうなことがありそう…僕みたいなじいさんにそんな期待はありえない。ついスケベ心で…そんな期待を未練がましく持っていたことに気がついた。ちょっと遅すぎますが🤏。
町の神社の催し物も、井戸端会議も、往来のおしゃべりも、駄菓子屋も、今は稀です。でも、失ったものが大きい分コンクリートに固められた家庭は安全です。エアコン冷蔵庫電子レンジテレビコンビニが身近にあればとりあえず平和は保たれます。それさえままならない人がたくさんいることも承知してますが、それはまた別の機会に…。
孤立した集団がたくさんある。成長途中の子供を仲介としてのコミュニティー(保育園幼稚園学校)といえども閉鎖社会、そして勤務先の会社、つまり職場もまた、、。
その一方、強力な助っ人が成長しつつある。SNSなどによる出会い、趣味の会、交際相手、メンターや教授にも事欠かない。
地域から社会を考える人が増えているような気もします。まっとうな考えだと思います。然らば最も不足している物を用意する必要があり、学校の空き教室、あまり利用されていない施設の再活性化は特に東京周辺で繰り広げられるべき喫緊の課題だと思います。疎遠度という尺度があるとすれば東京はこんなに人がいるのに…疎遠度はとても高いと僕は思っています。閉じられた集団組織は縦社会の日本の特徴だと社会人類学者の中根千枝がつとに指摘していましたよね、知ったかぶり。
それなのに疎遠を補うための地元で利用できる公共施設は利用希望者が多く予約を取るのが難しいと聞いています。
そんな中、面白いなと思ったのは…自宅を開放しての参加無料の講習会です。一昨日堀切地区のそんな講習会のビラを目にしました。#堀切と映画、#銭湯、#堀切のみちと移り変わり、、など、地元の「通人」が講師です。3人のうちお二人は僕の存じ上げている方でした、もうおひと方も地元堀切で江戸切子硝子の伝統を継ぐ系譜をもつ銭湯好きな方みたいです。
ビラの1番下に目立たない小さな字で主催者が書いてありました。主催:株式会社じも研※正式名称:観光庁「令和4年度地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」
とても面白い動きだと期待しています、お役所臭さが感じられないところが好ましいです♪(お役所がすぐに下請けに出す悪習はこの際、言いっこなし🤫)
(気軽に人と人とが出会える空間をどんどんもっと増やすべきです(もう10年以上前から皆さんこれを言い続けている)。たとえ小さな土間でも良い、暑い日も寒い日もなんとなく顔を出せて、ちょっとおしゃべりできる場所がほんの3つもあれば人生は楽しい、と思います、そんな場所が近くに3つもあれば例えばそのうちの1つと仲が悪くなってもあと2つあるのて、安心😮💨…あはは)
利用されていない施設の再活性と言えるかどうかわかりませんが、使っていないからと家や店を集まりの場に提供している所は田舎でも増えています。私の家の周辺は昔からの農家や田圃・畑ですが、2キロほど海の方に行くと商店街がまだ残っていて、例によってスーパーの進出で店の商売は青息吐息。でも、例えば子供の頃お世話になった眼科医のお宅は、裏手に今風の快適な家を建てて、横にある昔ながらのお屋敷の方は、ひな祭りなど町のイベントに開放しています。また今年95歳の元教師は、義両親が持っていたお店を畳み、自分も子供も別に家はあるからとその元店舗を高齢者の集会場にして、結構賑わってる。今ならハローウィーンとか。95歳で采配を振るい年下の老人を仕切っているのが面白いでしょう。教師百まで指導忘れず。さらにその昔、表はバーで後ろは宴会のお座敷だった店は、今はデイケアだかデイサービスの施設に。おかげで高齢者の行く場所、「出会いの空間」は結構あって、家でテレビだけを相手に、という暮らしを強いられず、よろしおすなあ。皆さん、私が行くまで長生きして待っててね。
写真は町のお屋敷での雛祭りの集まりで、インターネットに似たような写真があった中で「あ、ここ、ここ」と分かった理由は、上方の欄間です。この欄間のモチーフ、とても価値があるんですよ、でも残念なことにご覧のように右上が一分壊れちゃってる。奥さまのお話では、修理してくれる職人さんがもういないんですって。下手にいじるとますます壊れるから、このまま。こんなところに目を留める私っていけずかしら。