昨日、ジムの帰りに目をつけておいたヨガ教室の体験コースを75分間、生まれて初めて受けてみました。堀切にある集い交流館の座敷で持参のマットを敷いて、できる範囲で先生のポーズを真似ていく。
朝起きて初めて気がついた…、無理をしない範囲で筋肉を動かしたつもりでも普段使わない細かい内筋に負担をかけたことがわかります。ポーズを作る途中でも僕はコースの最中に数回「限界です!」と宣言していました。地上では水中と違い抵抗が格段に少ないので無理しているのに気がつくのが遅くなり危険だからです。(いい年をして地上で全力疾走などもってのほか、右ひざを痛めて、違和感がなくなるのに一年近くかかりました)
頭もたっぷり使ったのだと思います。初めて取るそのポーズに筋肉が答えていく。その形を作るために頭で理解して先生の形を真似る。慣れないポーズでのバランスがなかなか取れない。できない時は無理をしないで楽な方法も教えてくれるのですがコースが終わる頃にはしっかりと汗をかきました。体全体の連絡網は総動員されています。当たり前のことですが脳みそも臓器なので筋肉と相性が良い。
唐突ですが…脳に似せて作ったコンピューターも筋肉との相性を考えないととんでもない魔物(魔王?)になる可能性があり、どうせ真似をするなら徹底的に人体の構造に似せないと横着な人間は脳みその方をコンピューターに合わせるような馬鹿なことを始めてしまいそうな気がしています。
(呼吸法のことを学びに行ったのですがポーズを通じて呼吸法も学んでいたのだとわかりました)
ヨガ、30代の頃自己流でいろいろやっていました。後ろに反り返るブリッジのポーズとか、頭を床につけた逆立ちなんかも出来たのですが、今はとてもとても。骨粗鬆症があるから骨折でもしたら悲惨です。
そうそう、昨日のドイツ文学の続きなんですけど(昨日は追加で書くとあまりにしつこそうだから控えました)、あのあと新聞で、ドイツのギムナジウム〈ハイスクール〉の教科書からゲーテのファウストを除外することになったとの報告あり。それも全国一保守的な隣のバイエルン州で。理由はファウストの中に「社会正義」に反する箇所があるからですって。多分弱者差別とか女性蔑視のたぐいでしょう。
それを言うなら、日本の教科書からも鴎外や漱石など外さないとね。