夏ゴモリというのを思いつきました。冬ごもりの間ずいぶんたくさんの本が読めましたので…夏も籠ればいろいろなことができるなぁと思いついたのです♪
夏ごもりするための準備は整っています。と言ったって…避暑地を持たない僕は近くに涼しいところを求めてウロウロしたり、水風呂がわりにプールに浸かったり、板の間に寝転んだりといったようなことで、特に準備が必要なわけではありません、気持ちの問題です。
例えばこここに1冊本があります、図書館のリサイクル本ですが、夏ゴモリにぴったり。たっぷり時間が潰せます、それもそのはずです↓
永遠の「解説」名作選:斉藤愼爾=編:株式会社メタローグ2003年8月第1刷
、、、前に取り上げたかもしれませんけど…いわゆる文庫本の巻末に「解説」がついていますがそれを集めた本なのです。シリーズ第2弾に傑作選というのもあり今アマゾンへ発注しました。第1弾のこの本の、どの解説も、その解説を書いた人の全力投球の思い入れが強くこちらにも伝わってきます…人を紹介するって命がけなんですね、ぼくは今こういうものに飢えているんだなぁと思いました。歳をとって枯れた分、きっと栄養補給が必要なんだと思いました…あはは。そういうわけで先日夏休みを取ったばかりなのに今度は夏ゴモリして英気を養うということで、読み散らしたり、楽器を鳴らしたり、更なる身辺整理をしたり、瞑想にふけったり🧘♀️、少しちゃらんぽらんしたりしますが、また再開の折にはよろしくお願いします、🥺あ、皆さん暑中お見舞い申し上げます、この夏を健やかにお過ごし下さいませ♪
ありがとうございます彼女の本もあったと思います…ネタバレはいっこうに気になりません、たくさんの本の中から気の向くがままに読むというのはなかなかいいなぁと思っています、数冊まとめてそれぞれ少しずつ読むというのが最近のスタイルになっています、これも飽きっぽい僕に合っていると思います、考えたら日常生活もこうやって暮らしてきました、あはは😉
解説、大切です。何だか語呂合わせみたいになっちゃった。
さる見知らぬ故人の本が数百冊(もしかして千冊を超えているかもしれない)私のもとに回って来て、それも圧倒的に私があまり読むことのなかった小説の類が多いのですが、読み始めてちょっとして、これずっと読み進んだら面白くなるんだろうか、と疑問に思うことがあります。そういうとき、解説を読む。ふむふむ、そういうことなら読み続けよう、とか、どうも好みに合わない、とか判断する助けになります。
先日は芝木好子という人の「築地川・葛飾の女」というのを読みました。築地川は銀座に老舗の皮製品店を持つ「旧家」の話で、私は旧家とか素封家とか大嫌いなんだけど、芝木さんの文は端整でいいと思いました。また、築地川辺りの当時(60年頃?)の地理が分かって面白い。それよりも、「葛飾」の女。これは画才のある女性の悲劇的な話なんですが、夏籠り中にお読みになってはいかがでしょう。どちらもあら筋(ネタバレ有り)は解説で分かります。