半年ぶりに青砥で兄と兄の友達のO Kさんと僕とで会った。嬉しい再会だった。兄の介護度の認定が一度決定しその直後にまた見直しが始まりそれと同時に兄の生活環境もがらりと変わった。兄も変わった。そんなこんなで3人で顔合わせ語り合う必要があったから今回の会合は3人にとってとても大切なひとときでした。3時間はあっという間に過ぎ、梅雨の晴れ間のひとときを共有した(ひどい日本語、承知)。
3人で会う時いつも兄は、僕とO Kさんが語り合うのをそばでじっと聞いている。O Kさんが法事をリモートでおやりになったと聞いて僕はびっくりした。そんなことが当たり前になっていたことに。
話が家族のグループLINE(兄と僕と甥っ子2人)に及び世代間の考え方の違いに触れ、自営業者と会社組織人間、男女間、夫婦間と、、それぞれをことの成り行きとして当然取り上げることになり、夫婦間、男女間に及んだとき、今までじっと聞いていた兄が…ポツリと、、(女あるいは妻の本当の)気持ちはわからない…と言ったのだ。僕はその言葉の重みにうろたえた。僕らは、ちょっとの間お互いを探るような気持ちと収まりどころが期せずして一致したことに少しの間押し黙った。
3人揃って店を出てエレベーターに乗り、駅までの短い道中を特別な気持ちで歩いて別れた(3人でそぞろ歩きなんて初めて!)2人は京成電車に乗り僕は自転車で家に帰ってなぜだか祝杯をあげたくなり物干しでビールを飲んだ。その後しばらくして兄が無事帰宅したと電話で知らせてきた、特別な日。